なんだかいろいろとてんやわんやしていて、
めまぐるしい毎日。
「忙しい」って言ったら負けだな、とあるときから思うようになって
その言葉はがんばって言わないようにしている。
だいたい、茂木さんの姿を間近で見ていると、
いかに自分の状況が「忙しい」とぼやくには生温いかを
思い知るので、やはり言ってはいけない。
約一ヶ月後にちょっとした催し物があるので、
それの準備に追われている。
決めることが多すぎる!
本当はさらに4ヶ月先にやる予定が前倒しになって、
かけずり回ることになったけれど、
もし何の準備もなしでこの状況になっていたら
それこそ恐ろしい突貫工事になっていたので、
まあよかったのかもしれない。
最近はRNG課題の先生の手伝いでEEG実験をやるようになって、
電極の準備をしたり、ケーブルを張り巡らせたり、
ハンダゴテでハンダ付けしたりしている。
で、パイロット実験でとったデータをOctaveでこじあけた。
64個の電極で記録したはいいが、
そのデータがどのようにファイルの中に格納されているのか、
マニュアルを読んでもよくわからない。
というか、マニュアルに沿ってデータを読み込むと
おかしなデータがでてくる。
いろいろ試行錯誤したり、
50Hzのハムを入れたデータを人工的に作ってもらって
それを開いているうちに、やっと正しい読み込み方がわかってきた。
データの一部。
Octaveでバイナリファイルをいじり倒している時間が
なんだかんだで楽しかった。
やっぱりオレはプログラムがすきなんだという思いを新たにした。
はっきりってこのデータが何を意味しているかどうかよくわからないし、
電極がきちんと頭についていて、問題なく脳波を記録できていたかどうかも
あやしいんだけど、ところどころに棘波がでていて、
これはまばたきによるアーチファクトだな、と思うのは楽しい。
オレはやっぱり実験が嫌いだ。
でも実験しないかぎり学位なんてとれないだろう。
最近、トイレの友となっていたDr. Zhivagoが読み終わった。
原著を読んだわけでも邦訳を読んだわけでもなく、
ペンギン・リーダースの子供向けにリライトされたやつ。
読み始めた理由は「Zhivago」って何?って思ったから。
浅井健一のバンド、JUDEのアルバムに「Zhivago」というのがあって、
それでこの名前を知った。
最初は名前だなんて思わないで、「AJICO」みたいにベンジーが
勝手に考えた言葉だと思っていた。
ロシア革命の前後の時期を描いた作品で、おもしろかった。
たぶん結婚する前に読んでいたら今みたいな読後感は得られなかっただろうな
ということを思ったりした。
結婚して人妻ならぬ人夫となっていなかったら、
この作品にリアリティをいまほど感じられてはいなかっただろうと思った。
今はペンギン・リーダースの「East of Eden」を読んでいます。
これもかなりおもしろい。
自分の英語のレベルがペンギン・リーダースレベルだということは
ぞっとする事実なのだが、
でも、人生はいつだって途中さ、と強気に前に進む。
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