ゼミに廣中先生が来てくださった。
しばらく前に
「この日は時間があるからどなたかゲストをお呼びしてトークしてもらおう」
という指導教官の提案があって、
僕が廣中先生はどうだろうかと発案して来ていただくことに決まった。
廣中先生が主催する勉強会に参加させていただいていて、
それで廣中先生とは親しくさせていただいている。
精神薬理学の歴史の話からはじまって、
行動と薬理の関係や、
行動や薬理には心は還元できないという話、
ラットの学習とθ波の話、
中毒・麻薬の話、
ギャンブル課題の話、などなど。
あさりでの宴会も楽しく盛り上がった。
いろいろ廣中先生の四方山話を聞かせていただいたあと、
植田さんが来て、例の如くものすごーくディープな話になって、
そのあとは一転オートポイエーシスのシリアスな話題もあり、
おもしろかった。
* * *
最初に廣中先生にお会いしたのはいつだったか、
ずっと思い出せずひっかかっていたが、過去の日記を掘り起こすと
M1のとき(2006年)に行った統合脳のポスターセッションで
お会いしたのが最初だというのが判明した。
お会いした二人目の先生はH先生だった。去年の夏にやはり札幌であった統合脳シンポジウムのポスターセッションでかなり長い間話をしてくださった先生だ。その時の別れ際に薬理に関する勉強会をやっているのでよかったら来てくださいと言ってくださったのでこっちのメールアドレスを教えたのだが連絡は来ず。てっきり忘れられてしまったのだと思っていたが、今回ポスター会場でお目かけして声を掛けさせていただいたら覚えていてくださった。ちょっと立ち話をしてその後の研究経過などをお聞きした。名刺をいただき、帰ってきてからその名刺に書いてあったメールアドレスにメールを出したらきちんと返事をいただけた。よかった。8月の終わりに統合失調症に関する勉強会がありそれに呼んでくださるとのこと。
そうか!そうであったか!
廣中先生とは学会に行くとばったりお会いすることが多いのだけど、
僕の中の廣中先生のイメージで最初に浮かぶのは
学会の最終日などにある懇親会という名の飲み会の場で
あの独特の泰然とした雰囲気で、
うまそうに酒を飲んでいる姿なので、
てっきり最初にお会いしたのは
そういう懇親会の場だったのではないかと思っていた。
そういえば、ポスターの前で延々と話を聞かせていただいた記憶が
うっすらとある・・・。
あの頃は"血気盛ん"な時期で、
いろいろな学会に飛び込んではいろいろな人に議論をふっかけるということを
やっていたのだった。
* * *
廣中先生のご著書。