森山和道さんが発行しているメールマガジンScience Mailのいま配信されているシリーズが面白い。
今回は、井藤賀 操さんという方でコケの研究をされているかた。
いまはコケを使った重金属の水質処理をしているらしいのだけど、
もともとのモチベーションはコケに対する飽くなき好奇心で、
「苔が好きだ!」という情熱がひしひしとつたわってくる。
よく「最初は○○をやっていたんだけど、それから××をやるようになって、
気付いたら△△をやっていたんですよ」というひとはいて、
それはそれでありなのだけど、
こういう「苔一筋でやってます。」みたいなひとをみると、
なんか、和む。
それに、苔を使った重金属の回収という今のテーマも、
なんか昔、学部の頃にいた研究室は
微生物を使って水をきれいにしています、
みたいなことをやっている場所だったから、
「苔で重金属か!」とそういう意味でも興味がそそられた。
微生物使って(厳密には活性汚泥、つまり泥)水質浄化は、
はっきりいって枯れた技術になっていて、
それ自体はもうあんまやることがない感じだったけど、
この苔で重金属はまだ全然やられていない分野らしく、
たぶんこれからが一番面白い時期なんだろうなーという気がする。
次はこの人、上野健さんの
インタビューを聞いてみたいなぁ。
上野さんに関してもやはり森山さんの日記で知った。
08.5 K.Moriyama's diary - 08.05.16 より
苔の生き様・・・。
なに、その凄み。
「苔の生き様」というフレーズを真剣に発する人がいるなんて、衝撃だ。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃない。
そのフレーズを目にしてから、俄然、コケに興味が出てきて、
この間京都に行ったときは苔寺に行ったのだった。
苔寺すげーっすよ!
緑が萌えて(燃えて)いる!
http://nozawashinichi.sakura.ne.jp/fs/2008/09/moss-temple-matsunoo-grand-shr.html