動画をアップしました。
ハンドアウトなどもあります。
あいも変わらずデジカメの動画機能&狭い席での手動撮影なので、
画質・手ぶれなどはご容赦を。
あ、「もぎけんPodcast」はリニューアルしました。
The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode
動画をアップしました。
ハンドアウトなどもあります。
あいも変わらずデジカメの動画機能&狭い席での手動撮影なので、
画質・手ぶれなどはご容赦を。
あ、「もぎけんPodcast」はリニューアルしました。
合田先生と茂木さんの対論を聞きに、
お茶の水の明治大学へ。
合田先生が難問を次々に繰り出し、
茂木さんがうんうん唸りながらそれに応える。
こんな知の在り方があったのか!
でも、これこそが、正しい知の在り方だよなぁ!
と思うことしきりであり。
(特に、授業後の飲み会。)
飲み会が開けたあと、
合田研D1のKさんと、学部生のKさんと3人でラーメン屋に行った。
とんこつラーメンをすすりながら、
フランス文学や哲学のことをいろいろ教えてもらった。
スピノザ、ライプニッツ、そのほか、忘れてしまったけど、
いっぱい宿題をもらった。
今でもアクチュアルに哲学の問題は論じうるということの、
ひとつの証左であり。
合田先生に「フランス語ができないとかドイツ語ができないとか、
そんなこといってんじゃだめですよ!読むんですよ!
私はやれといわれたら英語だってフランス語だってなんだって、
その言語で論じることはできますよ!」
と言われて、
その厳しさが、聞いていてとても愉快だった。
いや、ほんとに、愉快というほかない。
こういう人たちと切ったはったで論じ合うことができるというのは、
我々にとってはこの上ない福音であろう。
今日はゆっくりゴハンを食べる時間がなくて、へこたれそうになった。
立ち食いそばでピリ辛冷やし蕎麦を食べて、
数時間後にコンビニのおにぎりを囓ったりしたので
カロリーは足りているのかもしれないけれど、
やはり食べる行為にある程度は時間を割いて、
そうして楽しみながら食べないと、
何かが欠乏する。
そういう欠乏する何かを、最近は軽んじてはいけないんだな、
と思うようになった。
「早飯早グソ芸のうち!あと風呂もな!」と公言してはばからない父親に
育てられた身としては、
「食うもん食ってんだから欠乏だとかなんだとか
ガッタガタ言うなぃ!」という気もするのだけど、
やはりそう思えてきてしまう。
「飯を食う暇のない忙しさ」というものに
ヨロコビを感じるような時期もあったが、
あれは分かり易い悲壮感に自己陶酔してるだけだ。
日付が変わる少し前に帰ってきて、
夕飯の肉じゃがに救われる。
今日は昨日のあさりでの深酒が原因で、
身体が使い物にならない一日だった。
なんでか知らんが昨日はよく飲んだ日だった。
オレだけではなく他の人も大分飲んだ模様で、
へらいさんと関根さんは解散間際には床に寝っ転がってのびていた。
もっと若い頃は宿酔いは悪夢以外の何者でもなかったが、
最近は深酒をしたあとどういう経過を辿るかというのを心得てきたので、
それに対する処し方もわかっていて
あんまりのたうち回ったりしないで済む。
処し方、といっても宿酔いには「醒めるのをひたすら待つ」
以外にはないけれども。
深酒すると一旦気絶するように寝るのだけど、
1時間も寝ると身体が覚醒して、
もう眠れなくなる。
けれども体をうごかす気も起こらない辛い状態になる。
そうするとまずは目眩に近いふらつく酩酊感が続き、
それから頭痛と気持ち悪さに支配されるようになる。
さらに、やたらとくしゃみ+鼻水が出て、
鼻をかみすぎて疲れてぐったりしてうつらうつらする。
それではっと気付くと寝汗をかいていて、
体が軽くなっていて腹が減っているのに気付く。
で、コーヒーを淹れて適当にむしゃむしゃ食べているうちに
普通の感覚が戻ってくる。
エタノールはアセトアルデヒドになり、酢酸になり、
最後に二酸化炭素と水になって解毒される。
宿酔いのそれぞれのフェーズが、
そのような生体内反応過程のどこかに対応していて、
その時感じられる状態はその時のメインの反応を反映しているのだろうと考えると、
気持ち悪いときの主観的経験を含めた身体感覚も
興味深い観察の対象となる。
それにしても今日は長すぎた。
感覚が戻ってきた頃にはおやつの時間すら過ぎていた。
その後、商店街に夕飯の買い物に行った。
時間は5時半だったけれども、
まだまだ昼下がりを感じさせる明るさだった。
いまは夏至のすこし手前なのだ。
今日は焼きそばで、我が責任において
野菜とひき肉とイカをふんだんに入れた一品をつくった。
紅ショウガも盛大に入れて食べた。
イカがいっぱい入っているのはいいのだけど、
全体として焼きそばの味はイマイチであった。
奥さんがうまいうまい言っていたのは救い。
* * *
ある時から、誰かを傷つけること・不快にさせるようなことを
書くのが嫌になって、無邪気に日記を書けなくなった。
人が他人を非難する記述を目の当たりにして、
自分が容易にそっち側の、非難される側に立ちうるのだと思ったら、
即座に非難されるている自分のイメージが立ち上がって、
そのときの心の状態は明々白々だった。
そうしたら、
自分の発言で誰かにそのような苦痛を与えるのは耐えられないと思った。
そういう想像力のない人の度し難さよ。
ゼミに廣中先生が来てくださった。
しばらく前に
「この日は時間があるからどなたかゲストをお呼びしてトークしてもらおう」
という指導教官の提案があって、
僕が廣中先生はどうだろうかと発案して来ていただくことに決まった。
廣中先生が主催する勉強会に参加させていただいていて、
それで廣中先生とは親しくさせていただいている。
精神薬理学の歴史の話からはじまって、
行動と薬理の関係や、
行動や薬理には心は還元できないという話、
ラットの学習とθ波の話、
中毒・麻薬の話、
ギャンブル課題の話、などなど。
あさりでの宴会も楽しく盛り上がった。
いろいろ廣中先生の四方山話を聞かせていただいたあと、
植田さんが来て、例の如くものすごーくディープな話になって、
そのあとは一転オートポイエーシスのシリアスな話題もあり、
おもしろかった。
* * *
最初に廣中先生にお会いしたのはいつだったか、
ずっと思い出せずひっかかっていたが、過去の日記を掘り起こすと
M1のとき(2006年)に行った統合脳のポスターセッションで
お会いしたのが最初だというのが判明した。
お会いした二人目の先生はH先生だった。去年の夏にやはり札幌であった統合脳シンポジウムのポスターセッションでかなり長い間話をしてくださった先生だ。その時の別れ際に薬理に関する勉強会をやっているのでよかったら来てくださいと言ってくださったのでこっちのメールアドレスを教えたのだが連絡は来ず。てっきり忘れられてしまったのだと思っていたが、今回ポスター会場でお目かけして声を掛けさせていただいたら覚えていてくださった。ちょっと立ち話をしてその後の研究経過などをお聞きした。名刺をいただき、帰ってきてからその名刺に書いてあったメールアドレスにメールを出したらきちんと返事をいただけた。よかった。8月の終わりに統合失調症に関する勉強会がありそれに呼んでくださるとのこと。
そうか!そうであったか!
廣中先生とは学会に行くとばったりお会いすることが多いのだけど、
僕の中の廣中先生のイメージで最初に浮かぶのは
学会の最終日などにある懇親会という名の飲み会の場で
あの独特の泰然とした雰囲気で、
うまそうに酒を飲んでいる姿なので、
てっきり最初にお会いしたのは
そういう懇親会の場だったのではないかと思っていた。
そういえば、ポスターの前で延々と話を聞かせていただいた記憶が
うっすらとある・・・。
あの頃は"血気盛ん"な時期で、
いろいろな学会に飛び込んではいろいろな人に議論をふっかけるということを
やっていたのだった。
* * *
廣中先生のご著書。
NOTAを設置してみた。
http://nozawashinichi.sakura.ne.jp/nota/cardinal/
NOTAに関してはこちら。
http://nota.jp/ja/
サルガッソー
http://sargasso.jp/
今日のクオリア日記に、会ってもいないのに自分の名前がでていた笑った。
我が指導教官は以下の教訓を得たらし。
なんのこっちゃという感じだが、
オレも今日ある教訓を得たので記しておく。
是、真理哉。
普段はコーヒーには何も入れずに飲むのだけれど、
今日はなんとなく「スイーツ(笑)」な気分だったので、
砂糖を入れることにして、台所に立った。
寝起きで、裸眼で、顔を洗ってすらいない状態。
せっかくだから、かなり甘めにしてやろうと
ちょっと多めに砂糖を入れてかき混ぜて一口飲んだ。
その刹那、生命の危機を察知し、
即座に流しに吐きだした。
一瞬何が起こったのかわからずひるんだけれど、
すぐに、いま入れた白い粉は砂糖ではなく塩だったのだとわかった。
みなさん。
塩の入ったコーヒーは間違いなく世界一まずい飲み物のひとつだとわかりました。
身をもって。
* * *
少し前に買った「意識」を語るをパラパラと呼んでいる。
これがなかなか元気になる読み物だ。
ただし、訳者解説の部分で、いささか気分を害する部分もある。
この本の編集者は傷だらけのマキロンさんだと知って驚く。
繋がる脳といい、この本といい、なかなかいい仕事をしていらっしゃる。
去年の2008年7月1日に、国立精神・神経センターで行われた、 本田研と茂木研の合同ワークショップでの茂木さんの発表。 今度のは途切れなく完璧な映像です。
これで、ハードディスクの肥やしになっていた動画は全部かな。 新作はまたいずれ。
5個連続再生。
一泊二日で豊橋に出張してきました。
実家の仕事とか、学会関係の出張とかそういうのではなくて、バイト先の用事で。
なんで、アルバイトなのに出張?!
って、我ながら笑えるのだけど、その用事はバイト先の会社だと、
自分しか適任がいなかったのでおはちがまわってきたのだった。
プログラマなのにポスターデザインやったり、
バイトなのに出張行ったりして、
だいぶバイト先に絡め取られている感があって、
ときどき、バイトが本業のような気がしてくる。
世の博士課程中退のひとたちはこんな風にドロップアウトしていくのかもしれないね。
* * *
今日は学費を支払った。
普通は口座自動引き落としなのだけど、
東工大に入学したときに口座の手続きをとちってしまって、
それからずっと"手動"で支払いをしている。
前期分、267900円。
改めてその重みを知る。
自分の両親は高校・浪人・学部・修士と10年もそれを代わりに払い続けていたのだ。
なぜそのことに何も感じずにいられたのか、不思議で仕方ない。
茂木さんがやった、去年の駒場での講義の動画がでてきたのでアップしました。
当時のクオリア日記
2008/07/03 茂木健一郎 クオリア日記: 魂に着火し
6個連続再生。
John Cage
The Seasons
Leng Tan, Russell Davies, et al
こないだ、HMVに行ったときに、ついでにジョン・ケイジのCDも買ってきた。
朝にかけたら奥さんに朝にふさわしくないと言われてしまったが、
1曲目のSeventy-Fourという曲は、
まさにオレの寝起きのときの気分にそっくりだと思った。
まだ2度しか聞いていないけれど、
すでにケイジの生み出す音楽の世界にひきこまれつつある。
メシアンの高密度の緊張感に包まれた鋭い音楽とは違って、
ケイジの音楽はもっと穏やかで、
ちょうど今の季節の陽光のような軽やかさがある。
アマゾンのこのCDのページには1件のレビューがあって、
そのレビューがなかなかよい表現をしていると思う。
無邪気な音楽、というわけではなくて、
音を奏で、それを楽しむという意味で
とても素直な気持ちになる音楽だ。
紆余曲折を経て、親父にプレゼントするのはデジカメになったわけだが、
どの機種にするかに関してもまた紆余曲折があって、
それをこちらに書いておく。
どんなデジカメがいいかいろいろと調べて、
最初は、親父が今使っているやつがSONYのだから、
操作感が変わらなくていいようにSONYのにしようかと思ったけれど、
あまりいいのがなかった。
たまたま、その少し前に奥さんのデジカメを新調するのに付き合ったので、
いくらか今のデジカメシーンには詳しくなっていて、
さらにいろいろCASIOのEXILIMやPanasonicのLUMIX、RICOHやPENTAXなどを
見て回って、にわかにカメラに関する知識が増えた。
レンズのサイズが小さいほど、広い範囲がとれるということとか、
ダイナミックレンジといって、もっとも暗いところと薄いところの差が
まだまだ銀塩写真にはかなわないことなどを知る。
さらにたまたま、応用哲学会の時に佐々木さんにデジカメを見せてもらったのが
決定的な判断材料となり、
PanasonicのLUMIX TZ7という機種に決めた。
デジカメに限らず何でもそうだけど、
カタログに書いてあるスペックだけではその機種の善し悪しはわからなくて、
実際に使ってみないとわからない。
手ぶれはどうか、ズームはどうか、操作は直感的に素早くできるか、
スイッチを入れたときの起動は早いか、
設定を変更するときのボタン操作は簡単か、
シャッターを切った後に次の写真をとるまでの時間は短いか
など、売り場でいろいろと実機を使い倒した。
その結果、このTZ7という機種は使えば使うほど、
他のと比較すればするほど、驚異的に性能がいいということがわかってきた。
まず、光学12倍ズームがすごい。
まるで双眼鏡で見てる見たいにズームできる。
そして、全然ぶれない。
普通はズームすればするほどぶれやすくなるのに、
12倍でズームしてもほとんどぶれない。
それから、レンズが25mmなので、広い範囲を撮影できる。
25mmという値は同程度のカメラではもっとも良い値である。
それから、操作性がとてもよい。
操作は直感的にわかりやすく、ボタンを押せばすぐにそれに応えてくれて、
待ち時間のようなものもないし、
こういう設定をしたいなと思ったら、
思い煩わなくてもだいたいしたいようにできる。
そのようなわけで、TZ7に決まった。
それで、いざ買いに行くと、メーカーで欠品していて、在庫切れだと
3軒ぐらいのお店で言われて焦った。
もうお祝いの日の前日で時間がなかった。
奥さんと妹を動員して秋葉原の電気屋さんに電話をかけてもらって、
オノデンに在庫があり!という情報が入る。
それでその場でTZ7を押さえてもらってなんとか胸を撫で下ろした。
お祝いの日の当日にオノデンに立ち寄って、
代金を支払い、ラッピングしてもらって商品を受け取る。
その時の女の店員さんが、「さすが秋葉原の電気街の店員!」と
思わせる接客ぶりで、
秋葉原という地の凄みを体感した。
いままでの経験からいうと、
電気屋さんの店員さんは、
商品のことを聞いてもカタログに書いてある以上のことを応えてはくれない。
だから、素人に毛が生えた程度で、
自分でカタログを読む代わりに聞くための対象としてしか、
評価できないことが多い。
だけどこの店員さんに、確認のためにいくつか質問をすると、
予想される以上の返答が、揺るぎない説得力と共に返ってきて、
「おおー」と思った。
返答がとても”いい感じ”なのである。
やはり秋葉原の電気屋さんの店員さんは、
そんじょそこらの大型電気量販店のバイト店員とはスキルが違うのである。
5/8がうちの親父の誕生日で、その日に晴れて親父は還暦を迎えた。
それで、オレとハハと妹で前々からお祝いの準備を進めていた。
約一ヶ月ほど前にオレが実家に戻って、
親父には内緒で家族会議をした。
そこで、いろいろと算段を決めて、
還暦のお祝いの準備を内々に進めていたのだった。
直前まで決まらなかったものがプレゼントだった。
何をあげようかと3人でいろいろ話し合ったが、
なかなかいいアイディアがでなかった。
最初は、いつもウォーキングばかりしている親父に、
たまには違った運動をしてもらおうという意図で
自転車漕ぐやつを買おうという話であった。
ところが、買いに行って乗ってみると、これが全然つまらなかった。
ので、その案は却下にした。
その後、血圧計はどうかという案がでたが、あまりに地味なので不採用。
かといって代替案も浮かばず、誕生日の一週間前ぐらいにデジタルカメラに
しようということになった。
親父はわりとマメにデジカメで写真をとるのだが、
いま使っている機種はかなり古いものになっていた。
プレゼントする機種は、いろいろと迷った末に、
PanasonicのLUMIX TZ7という機種に決めた。
(それに関してはまた別のエントリで。)
これをお祝いの日の当日にピックアップして、
お昼に実家の越谷へ。
妻も一緒に。
家族5人で記念写真を撮って、乾杯して、
妹の手料理を食べて、プレゼントを渡して、
会話が弾んで、オレはほぼ1人でワインを飲んで、
楽しい時間をすごした。
妹は運動するとき用にとナイキのジャージをプレゼントした。
プレゼントしたデジカメをいじってみると、
思いの外、良くできているのでみんなでわいわいやりながら
写真を撮ったり動画を撮ったりした。
また、その日はちょうど母の日でもあったので、
ハハにもプレゼントをあげた。
こちらはハハにとってはサプライズで、
妹とオレでこっそり準備していたのであった。
妹はメンデルスゾーンのCDをプレゼントして、
オレは新しい携帯をプレゼントした。
それと奥さんからは花束がプレゼントされた。
新しい携帯は、足をねんざして松葉杖をついているハハに
無理をしてもらって、車でドコモショップにいって、変えてもらった。
ハハの携帯はいまだにDOCOMOのmovaで、
しかもカンタンケータイというやつで、
しかも、画面は白黒だし、カメラも付いていないという代物だった。
その携帯にしたのは、あまり機能がごちゃごちゃついていても、
機械に疎いハハには煩わしくて使いづらいだけだろうという配慮から、
そうしていて、機種変更をまったくしなかったのも、
やっと扱いに慣れたものを変えてしまってはまた、
心労が増えるだけだろうとの考えからだった。
しかし、しばらく前にハハのPCに不具合が起こって、
新しいPCを買ってあげたところ、
とても積極的にPCを使うようになって喜んでいたので、
「難しいことはさせないようにしよう」という考え方は間違っていたのかも
しれないと思い至るようになった。
いままでは、
「どうせ最新式のものを買っても
使いこなせなくて宝の持ち腐れになるだろうから、
性能はそこそこで安い物を」
という考えでハハのための買い物をしていたのだけれど、
そのような考え方は改めることにした。
ハハにだって好奇心はあるし、
使うのが難しくたっていつかはちゃんと使えるようになるだけの
学習能力はあるのだ、と思うようになった。
かくしてハハは白くてタッチパネルもできるスライド式の最新式携帯を
手に入れたのであった。
携帯からインターネットができることにいたくご満悦であった。
よほど、新しい携帯の新しい機能が嬉しいらしく、
今日は3通もゴテゴテと絵文字や画像の入ったメールが送られてきた。
最新式の携帯は予想を超える値段がしたけれど、
そうしてよかったと思った。
携帯の機種変更をすませて実家に戻ってきて、
晩ご飯もご馳走になった。
ひさびさに「鉄腕ダッシュ」をみた。
数年前にはそうして家族で晩ご飯を食べることが
当たり前のことだったはずなのに、
その当時を懐かしみつつ過ごす時間は、
いろいろな意味で特別なものとなったのであった。
ゴールデンウィークは終わったのか。そうか。
先週の土曜日(5/2)に奥さんの実家からお義母さんと弟さんが来て、都内をあちこち回って、てんやわんやだったけれど楽しい一泊二日であった。 今朝、コストコで買ってきたマフィンをやっと食べ終わった。
ゴールデンウィーク最後の二日(5/5,6)はバイトで、 二週間ぐらいの懸案事項のポスター制作が完了した。 まだ少し微調整が残っているけれど、やっとプログラマに復帰できる。
この連休中に映画を2本みました。 Red Cliff Part 1とBurn after reading。 どちらも楽しめた。
昨日はゼミ。 読もうと思ってpendingだった論文が以下3つで、
ラボのメンバーにとって新奇性の高い話題は3番目だろうと判断し、それを紹介。乱数生成課題を半側空間無視の患者さんに対して行ったという論文。いま思うと、他の論文にしてたら分量的に読みが間に合わなかったのではないかと思う。
今回は、自分の発表にしては珍しく、笑いがとれた。
首を振りながらRNGをやるの?(笑)
とか、
被験者の平均年齢が63歳って(笑)
とか、
で、null resultなんだ?(笑)
など。
石川の紹介した論文のLast authorのHaggardのページをみると、精力的にいろいろな研究をしているのがわかる。
この論文が面白そうだ。
Feelings of control: contingency determines experience of action.
過去の履歴を見返すとゼミの担当になったのは2/25, 12/8, 9/1, 5/26で、その少なさにびっくりした。 これからは月1でゼミの担当をするぐらいの気概をもつことにしよう。
もはやD2なのである。もう言い訳のできない学年だ。
レッドクリフ part 1
Burn after reading
CIA man
Burn after readingのエンディングでかかる。
このページのアクセス解析はninja toolsとGoogleAnalyticsを使っています。
どちらも、4ヶ月分のログを記録してくれるようになっていますが、
それより時間が経ったログは消えていってしまいます。
ま、4ヶ月分のアクセス解析結果があれば十分といえば十分なのですが、
年単位でみたときにアクセス数がどう変化してきたのかが
知りたくなるのが人情というもので、
あるときからせっせとログをローカルに保存するというようなことを
するようになりました。(不完全ながら)
赤いのがユニークビジターで青いのが総閲覧数。
それぞれ、日毎と一週間移動平均を示してあります。
縦線のうち、緑が月単位の区切りで、茶色が年の区切りです。
これだけ長いスパンでみると、
一年と通して着実にアクセス数が伸びていることとか、
お盆とお正月にはガクンとアクセス数が下がることとかがわかる。
ぼんやりとだけど、世の中の大きな流れを反映しているのが面白い。
それから、よーくみるとわかるのが、日毎のグラフには月に4回程度、
山と谷があるということ。
これは、土日はアクセス数が少なめで、平日にアクセス数が多いということを
反映していると考えられる。
それを確かめるために自己相関関数を計算してみた。
すごくおおざっぱな計算なのだが、ぴったり7日で周期があるのが
一目瞭然である。
縦の赤い線が7日ごとの区切り線。 見事に山の頂点と一致している。 データは2008年の366日分を用いた。
octaveで書いたコードをさらしておきます。 (自己相関関数の計算はかなり適当ですのであしからず。)
* * *
過去のアクセス数に言及した記事
function [data]=year_aa() tail = 20000; fid=fopen("./2008_1yearLog.txt", 'r', 'native'); data = fscanf(fid, "%s %d %d", [12,tail]); fclose(fid); data=data';#' data(:,1:10)=[]; u_visit = data(:,1); last = length(u_visit); limit = 75; result = zeros(1, limit); for i = 0:(limit-1) result(i+1) = sqrt( sum(u_visit(1+i:last).*u_visit(1:last-i)) /(last - i )) ; endfor p = 0; measure = zeros(1,limit).+70; while p<limit measure(p+1) = 84.99999; p = p+7; endwhile clg axis([0,limit,75, 85]) hold on; plot(0:limit-1,result(1:limit)) stem(0:limit-1, measure(1:limit)) hold off
茂木さん!
クオリアサーバの代わりに、Amazon S3を使いましょう!
アカウントを作ればすぐ使えます!
料金はひと月に1GBあたり$0.15!
それプラス、データの授受にたいしても課金されますが、
それでも月に数百円ですべてのMP3ファイルが置けますよ!
完全にスケーラブルで、置ける容量に制限はありません!
チェゴヤ。
チェゴヤの一角を茂木研が占拠。
あれ?なぜか就職して出て行ったはずの後輩がいる。
・・・そうか、ゴールデンウィークか。
ーーーーーーーー。
茂木さんが隣に座ったので少し研究の話をする。
「俺はさぁ、海にいこうとか何かをしようとか、
そういう自発性をやってほしいんだよ。
今言ったような確率分布の話も大事だけどさぁ・・・」
というようなことを言われた。
自分がいま考えているのは
ポリア・エッゲンベルガー分布という分布。
確率変数を10個にしてシミュレーションすると、
多峰性の分布ができたりできなかったりして面白い。
ある種の自己組織化が起こる動的な分布と捉えることができる(と思う)。
茂木さんはやはり多動症を地でいく人なので、
よっぽどこちらが面白い応答をバンバンしないと、
一定の話題を保ち続けることができない。
そうするだけの研究の話題がないのがいけないのだけれど、
やはりこういう時ぐらいしか茂木さんと話す時間がないので、
大した話もできず終わってしまったのが
(いつものことながら)惜しい。
今日のゼミには芸大のノブクニさんがいらしてトークしてくださった。
「いらしてトーク」というか、これから茂木研の一員になるのかしら?
その後、論文紹介2件。
催眠術をかけて記憶を抑圧したときの脳活動の話と、
漢字仮名交じり分、ひらがな分、それぞれのスペースありなし、という
4パターンの文章を読むときの速度を比較した論文。
それらはつつがなく終了し、
ゼミのあとのまったりとした雰囲気に後ろ髪をひかれながらも、
さっさとCSLを後にした。
向かった先は、銀座のギャラリー小柳。
color beginning
March 24 - May 16, 2009
内藤礼さんの展覧会である。
20点ほどの作品数で、内藤さんにはめずらしく、
普通の意味でのドローイングが大半だった。
5分ぐらいでひとしきり見て、
やはり戻ってきてしまうのは、
先日の横浜トリエンナーレでもみた作品であった。
このサイトに写真が載っている。
無題(母型) 内藤礼 横浜トリエンナーレ2008|ON THE STREET CORNER インディーズ取材日記
電気コンロが床にふたつ並んでいて、
その電熱線は赤々としている。
それだけか、と一瞬思うのだけど、
そうではなくて、その上に一本の糸が垂れている。
その糸が、電熱線の作る上昇気流によって、
狂ったように舞い、漂い、落ちてゆき、また舞い上がる。
糸は絶え間なく変化し続け、上昇しては下降する。
横浜トリエンナーレの時も、今回も、その糸の動きに魅入った。
横トリの時は茶室のような小さな小屋の中にそれがおいてあり、
遠くから眺めるしかなかった。
いまは、すぐ足下で熱せられた空気が上昇し糸を震わせ、
自分の頬をなでてゆくのを感じられる。
ストレンジアトラクタの振る舞い、そのものである。
(そもそもローレンツアトラクタは乱流のモデルか)
しゃがんでじーっと見ていたけれど、飽きなかった。
絶え間なく落下し続けるのに、
限りなく跳ね上がり続ける。
落下と跳躍のせめぎ合いが、情動系に訴えかける。
もうひとつインスタレーションの作品があって、
それはみたことがなかった。
洗面台の上にビーカーのようなガラス製の円筒状の容器があって、
そこに上の蛇口から絶え間なく水が流れてくる作品。
少量の水があふれてゆき、入ってきた水がビーカの水面を乱す様が
なんとも言えず静謐かつダイナミックだった。
ぱっと見ただけでは気付かないけれど、
ビーカーの中には短冊状の薄い布が入っていて、
水の震えによって、微かにだが動き続けている。
それが何かを訴えかける。
受付には作品の名前の一覧表が置いてあって、
ほとんどが「無題」だった。
作品の横には値段が書いてあって、40万から150万ぐらいだった。
値段が書かれているのをみて、息がつまってしまった。
値段の高さに驚いたとか、そういうことではなくて、
内藤さんの作品に値段をつける、という行為にびっくりしてしまった。
芸術作品に値段をつけるなんてケシカランとかそういうのではなくて、
ただただ内藤礼の作品から受けるものと、
値段をつけるという行為のギャップにびっくりしただけ。
冷や水を浴びせられるかのような。
2005年にみた「地上はどんなところだったか」展みたときの衝撃は、
今でも覚えている。
アート、特に現代アートと呼ばれるものに懐疑的だった自分にとって、
そんなつまらない思いこみを吹き飛ばすには十分すぎる体験を、
内藤さんの作品は提供してくれた。
いつかもっとお金ができたら、あのとき見た、
「ナーメンロス/リヒト」を手に入れたいと願う。
虚空を漂う糸を見ていたら、
昔飼っていた金魚のことを思い出した。
アホのように水槽をたゆたう金魚も、やはり見ていて飽きなかった。
あの金魚は自発的にあのように泳いでいたのだろうか?
自由意志は?
***
http://melonsode.fem.jp/fs/log/2007/09/20070926.html
http://melonsode.fem.jp/ms/cgi-bin/0504.html
http://melonsode.fem.jp/fs/log/2007/11/20071126.html
大槻あかね展 「広告批評」に描いたもの
に行ってきた。
http://akanet.diary1.nazca.co.jp/2009/diary_20090425_all.html
雑誌「広告批評」の休刊を機に、
1997年の表紙、
1996年からの「広告学校ニュウス」と、
「広告批評」に描いたものを展示します
この12年のあいだ描いてきたものたちの
こんなに奔放におよぎまわる姿から、
「広告批評」という川の
広さ、深さ、水の豊かさが
感じられるように思います
ありがとうございました
2009年4月25日(土)ー5月3日(日)13:00-19:00
gallary HAKUSEN
〒166-0044 東京都杉並区阿佐ケ谷南1-36-14 ハウス白鳥1FB
http://hakusen.jp
info@hakusen.jp
大槻さんは芸大の授業のあとの飲み会で、
いつもぽよーんとしているイメージが強すぎる。
ほぼ日刊イトイ新聞の「あ」で、
作品はみたことあるけど、
それ以外は全然見たことがなかった。
今回は広告批評の余白を埋めていた(?)作品たち。
大槻さんの作品からは、海岸に石を一つ付け加えるような感じがした。
立ち止まって、手にとって見てみないと、
その石の醸す"旨み"はわからない。
ひとしきり、大槻さんにいろいろと作品のことを聞かせてもらって
楽しかった。
このほかにも大槻さんは絵本の仕事や装丁の仕事などもしている。
知らなかった。
絵くんとことばくん (たくさんのふしぎ傑作集) (大型本)
天野 祐吉 (著)
大槻 あかね (イラスト)
この絵本は読んでみたい。
あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント (講談社文庫) (文庫)
鴻上 尚史 (著)
これの装丁とか。
* * *
今宵の月は、チェシャ猫の口。
阿佐ヶ谷から渋谷に戻って、交差点で信号待ちをしているときに、
それを見上げた。
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