今日はゆっくりゴハンを食べる時間がなくて、へこたれそうになった。
立ち食いそばでピリ辛冷やし蕎麦を食べて、
数時間後にコンビニのおにぎりを囓ったりしたので
カロリーは足りているのかもしれないけれど、
やはり食べる行為にある程度は時間を割いて、
そうして楽しみながら食べないと、
何かが欠乏する。
そういう欠乏する何かを、最近は軽んじてはいけないんだな、
と思うようになった。
「早飯早グソ芸のうち!あと風呂もな!」と公言してはばからない父親に
育てられた身としては、
「食うもん食ってんだから欠乏だとかなんだとか
ガッタガタ言うなぃ!」という気もするのだけど、
やはりそう思えてきてしまう。
「飯を食う暇のない忙しさ」というものに
ヨロコビを感じるような時期もあったが、
あれは分かり易い悲壮感に自己陶酔してるだけだ。
日付が変わる少し前に帰ってきて、
夕飯の肉じゃがに救われる。