質問の項目はこちら。
各質問がどんなことを意図して(聞きたくて)作ったのか述べてみます。
質問1;2011年の越谷市議会議員選挙に立候補する予定ですか?
(いいえの場合はこの質問以下に答えていただかなくて結構です)
これはもう、解説するまでもなく、選挙に立候補しない人に聞いても
意味ないので聞いたけど、基本的に立候補しない人には送らないので、
聞くことすら無意味っぽかったが、実は「いいえ」と答えたひとがいた。
どなたかというと後藤 奈美氏で、
現職の議員だったのだが、続投はしなかったよう。
質問2:越谷市の行政において最も問題がある点は何だと認識していますか?
この質問は僕自身がこの問を自問したときに、
答えがでなかったので、聞いてみた。
「最も問題がある点」がおそらくは「最優先で対処しなくてはならない課題」となり、
政策を決定する上でのもっとも根幹的な意志決定原理になると思った。
越谷市は幸いなことに人口は30万人と多く、
人口もまだ増えている。
だから市としての財源もそんなに逼迫しておらず、
基本的な行政サービスで不自由することはない。
だからこそ、問題がなんであるのかが見えづらくなっているのではないかと
個人的には思っている。
以下、候補者の回答 ===
白川氏:戦後の右肩上がりの依存と分配の構造の中でグローバリズム、人口減少時代・超高齢化社会など21世紀の課題に応えきれていない。
樫村氏:市民一人一人の利益と市役所(職員・職員組合)の利益がぶつかった時、後者が優先されているところ。
山田・金子・阿部・宮川氏:本来の意味での市民参加型の市政、くらしと福祉優先のまちづくりを更にすすめるべきです。
坂本氏:23年の越谷生活で格段に良くなったと感じるものも多くありますが、もっと身近でわかりやすい行政になることが必要だと思います。
永井氏:子育支援(赤ちゃんが安心して生める環境を作ること。雇用促進、教育の充実。
浅井氏:市民全体に対するさらなる奉仕の心。郷土愛があるまちづくりの実現力。
辻氏:政策の決定過程への市民参加が不十分。審議会やパブリックコメントは形式化しており、行政側の原案を追認することを前提に作られている。
武藤氏:職員組合
大石氏:市民の皆様にもっとわかりやすい政治情報の提供だと思います。
菊地氏:行政が、問題点を正しく認識していない点。 (問題とは、あるべき理想と現実との乖離を言います。市民が求める理想を正しく認識していないので、当然のこととして現状の施策との乖離がどれだけあるのかを認識できずにいます。別の言い方をすれば、「われわれはこんなにやっているのに何が不満なのか分からない」ということです)
藤森氏:市民の目線で行政が仕事をしていない。
===
市民の目線に立っていないとか、
市民の必要としていることができていないという意見が多い。
市民に、きちんと政治情報を提供できてないという意見もあり、
多くの候補者が越谷市の政治が市民から遠ざかっているという認識は
もっているのがわかる。
これは僕もよくわかるし、そのような認識(あるいは危機感)から
僕のこの質問状を出すという行動もでてきている。
要は、市が何をやってるのか、我々を騙さずきちんとやっているのか、
市はいま現在どんなサービスを提供していて、
今後どんなサービスを提供してくれるのか・あるいは提供をやめるのか?
そういうことがわからず、漠然とした不信感が市民にはあるのではないか
というのが僕の印象である。
他に、子育てを優先すべきという具体的な問題点の指摘が一名、
市役所の職員に問題があるという解答が2名、
世界の構造変化に対応できていないという人が1名。
つづきはまた明日。
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