The Destination is unknown. The Journey is the Reward.

Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0190217 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

グルメ・散歩・お出かけ: 2008年アーカイブ

Bye bye Kikuna

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菊名の部屋の引き渡し。

2年半住んだこの部屋は、
すっかり荷物を運び出されて、
空っぽになった。

横浜の不動産屋に連れられて見学に来たときと
同じになった。

空っぽの部屋に
オレンジ色の陽光が柔らかく差し込む。
2年半住んで、
この陽の差し方を何度も見ているけれど、
何度見てもこの光のたゆたいは美しい。
水面に差し込む光みたい。

前々日にはすべての荷物を運び出し終わって、
「おがさや」という中華料理屋で
菊名での最後の晩餐をとった。
チンジャオロースにした。

この街に格別の愛情を持ったりはしなかったが、
喫茶コロラドのクラブハウスサンドや、
○座(まるざ)の焼き鳥や、
SANTINOの生パスタや、
かつきのトンカツや、
Ameya食堂の洋食や、
サンロードのハンバーグ定食や、
慶州苑の焼き肉定食から
遠く隔たってしまうのは切ない。

不便な台所で工夫しながら料理したり、
狭いユニットバスで難儀したり、
効き過ぎるエアコンに冷えたり、
急な坂を上がらないといけないこととか、
線路がすぐ近くで電車の音がうるさいとか、
歩いて新横浜まで行ったりとか、
2年半暮らして生まれた様々な記憶な断片が
鈴なりの鈴のように鳴る。

誰かと過ごしたときもあるけど、
大部分がオレ一人のときのもので、
オレ以外誰も知らない、
どこにも流通しないものばかり。

そんな私秘的な記憶もこれでお仕舞い。

たくさん生まれてしまった記憶は、
どうしようもなく、
もう胸の中に葬り去られるばかり。

Moss Temple! Matsunoo Grand Shrine! Kyoto Imperial Palace!

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京都から帰ってきました。

* * *

今回はATRでfMRI実験の被験者をやるのが主目的で、
京都観光が副目的。
副目的とかいいながら滞在時間のほとんどは観光に費やしたっていう。

今回は苔寺!松尾大社!京都御所!に行きました。
苔寺と京都御所は予約が必要なのでいままで行きたくても
いけなかったのだけど、やっといけました。

苔寺で、初めて「燃えるような緑」という表現が
成立するのだということを知った。

松尾大社の蓬莱の庭がやばかった。
完璧だった。
極楽がそこにはあった。
しかも、庭を一周する間に、どこからみても完璧だった。

京都御所はクリエイティビティが猛烈に喚起されそうな場所だった。
車が小さく見えるほどの砂利が敷かれた道を歩くのが
気持ちよかった。

夜に川床のあるイタリアンで河原町仏光寺から少し歩いたところにある。
たぶんここ。
https://r.gnavi.co.jp/reserve/?id=k382204
料理もワインもおいしかった。

後日、時間があったらもうすこし書きます。

* * *

9月の旅生活もこれで終いで、
これからは引っ越しで忙しくなります。

PM-900CというプリンターをYahooオークションで出品したら
3100円で売れたので、梱包してゆうパックで送った。

* * *

コメントくれてる方、ありがとうございます。
コメント欄に関心を払っていないし、
コメントが書き込まれましたメールはスパムメールとして
隔離されてしまうので、
しばらく気づいていませんでした。

あ、そういえば、mixiのアカウントでサインインして
コメントできるようなプラグインを導入してみました。
>小粋空間: mixi OpenID を利用してコメント投稿する for Movable Type 4.2

オレはmixiをしばらく前にやめてしまってアカウントがないので、
このプラグインがちゃんと動くのかどうか、よくわかりません。

気の利いたコメントはいらないので、
このプラグインが動作するのかどうか、
どなたかmixiのアカウントでコメントを書いてみてくれませんか?

Any volunteer !?

Moere Numa Park

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午前、「意識研究の諸相」というシンポジウムにでる。
クオリアについて勘違いをされてる論者の方がいたので、
「クオリアというのはラテン語に起源を持つ言葉で、
哲学の文脈では古くから議論されていたのであって、
別に茂木健一郎やデイビット・チャーマーズが言い出した
新しい概念ではありません。」
ということを質問の時間に言った。
大人げなかったかなあ。

午後は、「恥」に関するワークショップを聞きに行った。
けれど、期待していたものではなかったので、
途中退出。

そうしてもう見るべきものがなくなってしまったので、
観光にでることにした。
モエレ沼に行った。

地下鉄で環状通東駅に行き、
そこで61番か69番か79番のバスを待った。

時間がないので滞在時間1時間の強行軍。
ひたすら歩く。
モエレ沼公園の広さは北大並。

moere.JPG

いつかテレビで見た、ウェールズの丘を歩いているような気持ちだった。
緩やかだが力強い起伏と共に広大な芝生が広がる。
歩いていると、ダイナミックに風景が変化する。
だからズンズンと進んでいきたくなる。
この公園を作った人の思想が思われる。

モエレ沼の写真。
合い言葉は「のざわしんいち」(ひらがな)
http://30d.jp/melonsode/4(期間限定)
* * *

遠くにガラスのピラミッドが見えてきた。
コンクリートの駐車場をくぐると広大な芝生。
道沿いに植わっている木々。
芝生の丘を駆け上がる。
ガラスのピラミッドを裏から見ると別の形をしている。
遠くに大きな水たまりが見える。
水たまりの浅瀬で水を踏む。
ピンクと黒と黒の石の彫刻。
歩いてきた道を振り返るともうこんなに歩いたのかと驚く。
山を登る一本の道が延びている。
堪えきれなくて登る。
高度が上がっていくほどに遠くがよく見えるようになる。
頂上から見える景色は圧巻。
そして、また新しいオブジェが見えてくる。
三脚のようなオブジェ。
白い石のオブジェ。
カラーバットとカラーボールで野球をしている親子。
公園の反対側に到達。
モエレ沼公園西口のバス停からバスに乗った。

* * *

夕食はジンギスカンだった。
昨日の乱数生成課題ワークショップの時に
知り合った先生がわざわざ誘ってくださったのだ。
名刺を渡してよかった。

こういう出会いがあることが、学会参加の醍醐味であろう。

* * *

名刺はしばらく前に作った。
イラストレーターでデザインして、
それをネットの名刺屋さんに送信すると
すぐに印刷された名刺を送ってくれる。
去年は学会や研究会にたくさんいって、
そこで何人もの人に名刺をもらった。
それなのに、こっちは名刺をもっていないので、
一方的にもらうだけだった。
それで、これは申し訳ないなあと思って名刺を作ることにしたのだった。

* * *

今日は体からラム肉のにおいがする。

plus 3 kg

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昨日、岡崎から帰還。
生理研研究会は動機付けと社会性がテーマだけあって、
なかなかよかったです。

CIMG2392.JPG

南本さんの誘因と動因をうまく分離して定量化し、
数理モデルにフィッティングさせて
Motivationを説明する研究は鮮やかだった。

出馬さんのreputationの脳機能画像化の研究も
ヒトに特有と言われる利他性の問題に切り込めそうだった。

村山さんは心理学の強力なバックグラウンドをもとに、
動機付け研究のレビューをとてもわかりやすくしてくださり、
よい勉強になった。

研究会プログラム

* * *

帰りはひつまぶしを食べようと、
ネットで見つけたお店を目指して歩き回るが、
住所はあっているはずなのに見つからない。
仕方なく、たまたま通りがかった人に場所を聞いたら
あれよあれよと言う間に
その方がおすすめするうなぎのお店で一緒に食べることになった。

話し好きな方でおいしいひつまぶしを戴きながら、
楽しい会話が弾んだ。

CIMG2486.JPG

食べ終わって店を出てその人とさよならをしたら、
もう午後3時だったので、ゼミにでるのは諦めた。
本当はゼミがあったので新幹線に飛び乗って急いで帰るつもりだったのだが、
どうがんばっても研究室に着いたときにはゼミは終わっている
と思ったので、だったらばとお金のかからない鈍行で帰ることにした。

CIMG2516.JPG

ぶらり鈍行列車の旅。
岡崎から横浜まで東海道線で約5時間。
途中、沼津で途中下車をして、寿司を食べた。
以前、青春18切符で京都から東京に帰るときに、
途中下車して寄ったお店があって、
そこがすばらしくおいしく、しかも値段も安いお店だったので、
是非、また来ようと思っていたお店だ。

CIMG2508.JPG

カウンターに座って、板前さんや周りのお客さんと少しずつ話しながら、
おいしいお寿司をほおばった。
左に座っていた夫婦が愛知から横浜に鈍行で帰るのかい!と驚いてくれた。
板前さんがいやな顔ひとつせずネタについて説明してくれた。
右に座っていたおばさんが
美輪明宏と細木数子を足して二で割ったような風貌だった。

このお店は一貫ずつ注文できるので、
様々なネタを試すことができる。

鈍行に揺られて疲れたことは疲れたけど、
昼にうなぎ食って、夜に寿司を食ったことを思えば、
恵まれた一日でありました。

* * *

で、今は所用で越谷の実家にいます。

体重を量ったら67.3kgとかで、
一ヶ月前より3kg増。
何この急成長。
年内で人生初の70kg超えをしまうかもしれません。

むむむ・・・。

Kozu island

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海で遊んで山に登る。
そんな神津島なのでありました。

ふたつ、神社にも行った。
阿波命(あわのみこと)神社と物忌奈命(ものいみみこと)神社。
神津島は神の字がつく島。
沖縄の御獄(うたき)に似た神聖さが感じられた。

積み上げられた石。
茂る松の木。
まだ大人の腰の高さにも達していない松の幼木。
空と山と海の気配と。

そこにあるものは、神社という文脈とは無関係のものでも、
なぜか目を見張る美を備えているものがあった。
現代アートを鑑賞しているような気分になった。
密やかな佇まいなのに、
それとはアンバランスな強さが内側からはじけそうな
内藤礼さんの作品のようだと思った。

今回は、シュノーケリングのフルセットを持ってきた。
重くてかさばるけれど、持ってきて正解だった。
海の中は別世界だ。
赤崎海岸でキビナゴみたいな魚が、
空間をびっしりと埋め尽くしてカーテンのような光景だった。
長浜海岸はお魚の楽園のような場所で、
次から次にいろんな魚がでてきて、
銛(もり)で漁をすれば自給自足できそうだった。
エイやフグもいた。
泳いで岸壁に移動して、上陸。
ロッククライミングもどきをして、
帰りは陸を歩いた。
なんちゃってトライアスロン。
前浜はクラゲに刺されて早々に退散。

二日目の晩に入ったお寿司屋で「たかべ」というお魚の
お寿司を食べた。
今まで食べたことがないような舌触りと味で、
驚異的なうまさだった。
舌触りは中トロに似ていて、
味と香りは品のいい白身魚のそれに似ていた。

帰りの高速船は空席がとれなかったので、
大島で別の船に乗り換えて熱海に帰る。
高速船ではすっかり、合宿はもう終わりモードに
入っていたけれど、
不意打ちのように伊豆半島の夕焼けが現れた。
それはすばらしい光景だった。

熱海で合宿最後の晩餐。
みんな屈託なく食べて飲み笑う。
二泊三日で、生まれ変わったのだ。

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eel bowl

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CSLのすぐ近くにうなぎのお店ができた。
できた、というか新装開店した。

新装開店の前は廃業しているかのような風情だったが、
新装開店してからはのぼりもたって、
商売する気満々な感じ。

CSLに行くときに通りがかったら、
「今日のお昼はうなぎにしよう」
と心に決めることになった。

P1000002.JPG

うなぎ丼 950円。

味、ボリュームを考えると妥当なお値段かと。
五反田のランチスポットをまたひとつ開拓したのだった。

***

CSLでは主に論文を読んでいるんだけど、
それに飽きると机の上をかたしたりする。
CSLの学生スペースと呼ばれる場所には
共用の机があって、各学生に決まった机がない。
なので、誰かが散らかしっぱなしで帰ったりすると、
座れるスペースが減る。

なので、そこら辺考えて机を使ってくれよと思うのだが、
ほっとくとものが散らかってて二人分のスペースが
潰されていたりする。

なので、はじにどけたり、いらなさそうと判断したらすかさず
ゴミ箱に捨てる。
すっぱりとゴミ箱に捨てるのがちょっとした快感。

LANケールブルや電源タップの配置なんかも整理したりして、
部屋の利便性がアップしたのではないかと。

それにしてもイスの数を数えたら8個しかなかった。
イスを使う権利がある人の数は13人。
8個のイスのうち2個は既得権益化していて、
他の人が使うのが憚られる雰囲気になっているので、
6個のイスを11人で使うことになる。

競争率2倍弱のイス取り合戦!

が、実際はCSLにそんなに人がくることがなく、
イス取り合戦の競争倍率は1倍を切ることになるのだが。

夏休みが開けたらどうなるだろう?

Tofukuji (Tofuku temple), Kyoto, Japan

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tofukuji1.JPG

tofukuji2.JPG

東福寺に行った。
東福寺の方丈庭園。

これが、素晴らしかった。
方丈の寺のまわりをぐるりと庭が囲み、
東西南北それぞれで、趣向が異なる。

きれいに整えられた砂の海と底に浮かぶ岩。
こんもりとした五つの丘に茂る苔の緑。
格子状に白い石と苔が並ぶ市松模様。
これをイサム・ ノグチは『モンドリアン風の新しい角度の庭』と
表したそうだ。

素晴らしすぎた。
しばし、床に寝そべって悠久に流れる時間をむさぼってしまった。
ただそこに座って庭を眺めているだけで、
深い思索の中へと潜っていけてしまう。
そんな魔力がある。
庭を見ているといつのまにか頭の中の宇宙を漂っている。
半眼でみている。

この庭は重森三玲という人の作品で、
この人の他の作品もみてみたい。
日本庭園という古めかしいジャンルなはずなのに
ものすごくモダンなのだ。


Yoshimizu, Maruyama park, Kyoto

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京都では円山公園の中にある宿、「吉水」に泊まった。

京都吉水: Kyoto Yoshimizu

京都の街はひとがいっぱいいて車がばびゅんばびゅん走ってて、
喧噪と無縁ではいられない。
けれど、円山公園の中にあるから、この宿はとても静かで、
とてもぐっすり眠れる。

まわりには人通りがないしお店がないから、
電気を消すととても暗くなる。
濃密な闇。

忘れていた静けさと闇の効用を思い出す。

yoshimizuKyoto.JPG

6畳の狭い部屋で、風呂もトイレも部屋にはなくて、
一泊ひとり8000円。
高いと見るか、安いとみるかはそのひと次第だと思う。

お風呂がちょっと汚かったり、
駅からあるこうとすると結構疲れたりする。
最寄り駅は東山駅か、京阪四条だったかな。
いつも八坂神社を通って円山公園を突っ切るときに、
吉水に到着してから遠回りしていたことに気付く。

朝食を食べる場所は庭との境目が感じられなくて、
とても気持ちがよかった。

yoshimizu1.JPG
yoshimizu2.JPG
yoshimizu3.JPG

Original summer scene

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夏至はとうに終わってしまっていて、
梅雨ももう明けたかと思わせるほどあっつい陽が差す。
でも、出鼻をくじくように雨が降る。

先週の金曜日は見事な夏日だったので、
衝動のおもむくままに海に行ってきた。
場所は近場で、鎌倉か江ノ島、と思ったけど、
どちらも去年や今年行ったので、
今年は逗子に行ってみた。
午後に家を出たし、
泳ぐ準備をするほど意欲があったわけでもないので、
砂浜で、
ただ海を見ながらキヨウ軒のシュウマイ弁当をほおばり、
ビールを飲む、ただそれだけの小旅行。
砂浜は半分ぐらい外国人だった。
サーフィンやウィンドサーフィンをやっている人は
いたけれど、泳いでいる人はあまりいなかった。
帰り際に駅前で食べたソフトクリームがおいしかった。
行きはJRで、帰りは京急に乗った。
横浜でスペイン料理を食べた。

zushiSea.JPG

日曜日は山に行った。
茨城県と福島県の県境にあって、
ギリギリ茨城県側のキャンプ場に夏のキャンプの下見。
登山をするので、そのコースの下見。

夏を目の前にして、もう海と山を制覇してしまった。

***

日曜日は晩ご飯を実家で食べた。
親父がNHKの大河ドラマを真剣にみてていた。

ハハは香川県産の「かまぼこ削り」やら
妹が沖縄に行って買ってきた「もずく」の入った味噌汁やら、
季節はずれの「ほっけ」の焼き魚やら
つぎつぎに料理をだしてくる。

暑くて肌にまとわりつく空気を、
扇風機が乱暴にかき回す。

まさに、自分にとっての「夏の原風景」とも言える空気だった。
原風景ってことは現在の風景でないのか、
ということを考えそうになったけれど、
それには気付かなかったことにした。

Curry at Cafe Rouault

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本日は
「CSL→本郷」
でありました。

本郷での話し合いが珍しく早く終わったので、
久々にルオーでカレーを食べた。
ルオーのカレーは清く正しく懐かしい日本のカレーである。

おっきなジャガイモとチキンが入ってて、
スパイスが効いてて爽やかな辛さで、
らっきょうと福神漬けがきっちりついてきて、
食後にコーヒーがでてきて、
そのコーヒーがまたおいしくて、
コーヒーのソーサーには小さなビスケットが一枚のってて、
ひとつひとつの所為が小憎らしく気持ちよい。

CIMG1414.JPG

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The Review Exhibition of Tatsuhiko Shibusawa

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6/2 澁澤龍彦展に行った。

shibusawamainimage.jpg

澁澤龍彦という人の著作は一冊も読んだことがないけれど、
このポスターの写真にとても惹かれた。
タダ券も手に入ったし!(某書房経由)

SとかMとか日常で普通で使うけど、
こういう言葉が一般的になったのはきっと
この人のせいなんだと思う。

これまで読んだことはなかったけど、
書店で平積みされていたどぎついタイトルや装丁の文庫は
この人の本だったのかー、と
いままで何度も目にしてきたけど、この作者のものだと
気付いていなかったことに気付いた。

そうかー。
なんか露骨にエロスで手に取るのが憚られていたのだけど、
今度は手にとってみようかなと思う。

http://www.kanabun.or.jp/te0159.html
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0968.html


***

夜、菊名の○座(まるざ)で焼き鳥を食べた。
白レバーが感動的にうめえ!

Part time job as escape

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昨日は、またお台場に出掛けていった。
前回は長沼さんと池上さんの対談だったけど、
今回は長沼さんと武者小路千家の千宗屋さんとの対談だった。

長沼さんブログ
炎と酒の夢日記 2008年05月19日 畠山重篤さん 千宗屋さん


「へうげもの」を読んでから、茶道というものに対する見方が
劇的に変わって、茶道というものに興味を持った。
それで今回、この異色の組み合わせの対談に参加した。

千さんに「茶道におけるお作法やお点前と合理性の関係」について
質問したらきちんと答えてくださって、
とても好感がもてた。

***

今日はまたバイトでした。
取り組んでいたひとつの仕事が一応完成して、
次からはまた新しい仕事につく。

バイトが面白い。
だけども、バイトは自分にとって一種の現実逃避だったりする。

オレの本業は自発性の研究であるが、
その本業が一向にうまくいってない。
「何かをやっている」という感触が全然なくて、苦しい。
何かやってみても手応えはないし、
「これをやればいい」みたいな見込みも持てなくて、
五里霧中で徒手空拳で四面楚歌。

バイトでは「何かをやっている」という手応えがすごくある。
プログラムを書けば動くし、
動かなくてもエラーを解析して修正するし、
ひとつひとつのプログラムが組み合わさってあるシステムになって、
いままでなかった「モノ」ができる。

おまけにプログラムに関する知識をぐんぐん吸収している感覚が
とても心地よい。
吸収した知識をもとにさらに手の「稼働域」が広がる。
いままでできなかったこと、難しかったことができるようになって、
自分が自由になっていく感覚。
そういう成長している手応えが堪らない。

現実逃避にしちゃあ、
時給が発生していて生産的なのであるが、
その時間を研究にあてて未来の自分に対する"投資"にした場合、
その時給と投資どっちが価値が高いか?

そんなのは投資に決まっているわけですが。

連休明け

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朝ご飯を食べて、食器を片付けて、洗濯物を干して、
さあ行くか、と荷物を持ったときに気付いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー 1時間まちがえてたー。

今日はゼミだったのだけど、
普通だったら移動の時間を考えて一時間早く家をでるところを、
ゼミが始まる時間に家をでるつもりで行動してしまった。
通りで久々に優雅な朝だと思った。

が、しかして、茂木さんを含めたメンバーがチェゴヤでお昼ごはんを
食べるのに間に合ったのであった。

なんかすっごい久しぶりにCSL来たー、と思って
スケジューラーを見返したら2ヶ月ぐらい来てなかった。
そんで茂木さんや茂木研のメンバーを見るのもひと月ぶりとかだった。

茂木さんは相変わらず元気だ。
「連休明けの怒濤の研究攻勢を開始しましょう!」
と前日のMLには流れていたし、
チェゴヤでめしを食っているときも
「○○は××で△△なんだよ!」と
今にも中指を高く突き立てそうな気炎を吐いていたし、
先週米国に行ってKim Peekを訪問した際の
Trip reportもvividに語ってくれた。

「Kim Peekって人はさ、とにかく頭が猛スピードで
回っていてさ、それで多動症なんだよ。
うーんって考え込んだかと思うと歩き出して、
そうかと思うと「君は素晴らしいひとだね」と
いって抱擁をしてきたりするんだ」
と茂木さんは身振り手振りで説明してくれた。

オレが
「それ、普段の茂木さんの動きと変わらないですよ」
というとみんな笑った。
「うるさい、ばかやろ」と茂木さんも笑った。
今日はそんな感じでなごみ系なゼミだった。

***

最近どうしてるの?と何人かに聞かれたけど、
うーーん、と考えてしまった。
別に怠惰に過ごしているつもりはないけれども、
「これ!」と表現できるほど何かにかかずらっているわけではなくて、
あれもこれもと細切れにやりながら、
時間がどばどばーと流れていってしまっているのである。

東大の研究会や輪講にいったり、
バイト行ったり、
すずかけで青木さんを冷やかしたり、
ボーイスカウトで越谷へ行ったり、
ダイボ行ったり、
朝ご飯つくったり、
夜ごはん作ったり、
本を読んだり、
日記書いたり、
美術展行ったり、
映画を見たり、
毎日、すくなくとも一つは「今日はこれをやった」、
と言えるようなことをして過ごしてきたハズ。

***

ゴールデンウィークは、適度に羽を伸ばすことが出来た。

後半4連休の二日目には
上野の国立博物館に薬師寺展を見に行き、
四日目にはお台場の未来館にエイリアン展長沼先生と池上先生のトークイベントに行ってきた。

薬師寺展は、薬師寺展そのものよりも
ついでで入った国立博物館東洋館の方が、おもしろかった。
ガンダーラとかインドとかカザフスタンとかの中央アジアとか西アジアの
仏像がたくさんあって、こっちでよく見られる仏像とは造形がことなり、
新鮮で面白かった。

エイリアン展は人が多すぎて、展示は流す程度にしか見なかった。
長沼先生と池上先生のトークでは池上さんがヴォネガットをひいたあたりが
面白かった。


三日目の夜に「ダイ・ハード」をDVDで見た。
ちょっと前に「ダイ・ハード 4.0」を見てから、
もう一度、「ダイ・ハード」を見たい!と思っていた。

ジョン・マクレーン!かっこよすぎる!

洋風かき揚げを口に入れたその刹那

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履修申請の書類を出すために、すずかけへ。
副指導教官の中村先生に書類にハンコを押してもらった。
「これからは博士課程だから、相当苦しむことになるよ」
と言われた。

申請した科目は「知能システム科学講究第五」という科目だけで、
あとは何も申請しなかった。
「知能システム科学講究第五」というのは茂木研でやっているゼミのこと。
昔の自分だったらなめるようにシラバスを見て、
面白そうな授業を探して、
それらの授業をなんとか時間割のなかに詰め込む「最適化」に
血道をあげたところだが、もうそんなことはしない。

この世界のどこかに面白いことが転がっているような気がしてしまっても、
実際はそんなことなくて、
面白いことは自分で生み出すしかない。

***

すずかけを後にして神保町へ。
「みたて-かな」という展示を見に行く。
ひらがなのタイポグラフィによるアート。

それから見本市本店という紙のお店に立ち寄って、
神保町から淡路町まで歩いた。

連雀町の洋食屋「松栄亭」に入った。
ここに入るのはたぶん5年ぶりぐらい。
浪人生のころに、目をかけてもらっていた先生につれられて、
来たときのことを思い出した。
あれは夏の暑い盛りで、
昼間からビールをあおりつつ、
あつあつのメンチカツやらポークソテーやらにかぶりついた。
先生に「おい、あまり食い過ぎるなよ」と言われながら、
争奪戦のように平らげたのを思い出す。

080423youhuukakiage.jpg

このお店には「洋風かきあげ」というオリジナル料理がある。
この料理は、夏目漱石が外国からのお客を連れてきて、
「何か面白いものを拵えてください」と言ったことからできた。
松栄亭の初代があり合わせの材料で作ったのだという。

今日はこの洋風かきあげとメンチカツ、それにハムサラダを注文した。
浪人生のころに食べたときはひたすらうまいと思った記憶があるが、
どんな味だったかということは忘れてしまっていた。
またこの味を味わえて満足した。

***

松栄亭をあとにして駅まで歩く途中に、
繁盛しているたい焼き屋さんがあった。
ちょっと並んで買ってみた。

080423taiyaki.jpg

たい焼きはふつう、鯛の形をしているけど、
このたい焼きは四角い枠の中に鯛の形が浮いている。
食後の口直しにちょうどよかった。

***

淡路町を後にして、御成門へ。
慈恵医大で研究会。
玉大の坂上先生と臨床心理士の森さんのトークを聞いた。
坂上先生は主にサルの電気生理の実験で、見事な研究だった。

坂上先生のページ
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/gakujutu/brain/sakagami/index.htm

やっている実験はすごく簡単に言うと複雑なsaccade task。

学習がモデルベースかモデルフリーかという議論をなさっていて、
まず行動レベルでみると、モデルフリーであると。
次に細胞活動のレベルでみると、
線条体のニューロンの活動はモデルフリーだが、
前頭葉のニューロンレベルで見るとモデルベースになっているというのが、
かなり鮮やかに示されていた。

森さんは臨床の方で、やはり臨床の方のお話というのは
とてはとてもリアリティーがあって、
文献などで読んでも伝わってこないニュアンスがわかって、
勉強になる。
前頭葉損傷の患者さんのanhedoniaとうつ病のひとのanhedoniaという
症状は言葉で書くとどちらも「anhedonia」という表現になってしまうが、
実際は全然ちがう状態なのだという。
前頭葉損傷の患者さんの場合は、
目に異常なほど力がなくボーッとした状態であるのに対し、
うつ病の場合は精神的な緊張は保った状態であるということらし。

***

すずかけの階段を登りながら、
日差しの強さが春というよりは初夏を思わせるそれで、
長い連休が来て、梅雨が来て、夏が来て、台風が来て、
秋が来てまた寒くなる、ということが24倍速でよぎった。

「刹那に生きる」というのは、
自暴自棄にその場限りの判断に身を任せる、
という意味でとられることもあるけれど、
本当はすべての一瞬を大切に生きる、ということだと知っている。

8年前のあの夏の日に、
松栄亭でメンチカツをはふはふいいながら食べた、
あの一瞬は、もう絶対に来なくて、
そしてそれは今この瞬間にも言える。
この瞬間のアウラは二度と再現されない。

相変わらず月日が矢のように過ぎてゆく。
論文がちっともすすまないっつーのに。

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フェムトセカンド1.0

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