フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

a silent white flag appeal

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今年は3月に震災があって、
もうそれがその一年間の通奏低音としてのメンタリティを決定してしまったように思う。

はやいものでもう11月で、あと数日で12月に入る。

何故だかすでに今年のレビューモードなんだが、
こういう年は今年限りにしてほしいと切に願う。
良くなってきた?と思うと必ず揺り戻しがあり、
前よりもっと深い場所に落とされる。
もう限界だと思いながら何ヶ月たったのだろうか。

会社の方は、三途の川で石を積み上げるかのような状態。
不安定で、ふっと強い風が吹いたら瓦解してしまうような不安でいっぱいである。
自分自身もやけくそ気味になってきていて、
もう一定の内的規範で自らを律することが難しくなってきている。

いろいろと抜本的な組織改変・運用変更を起こしたり、
ある程度のリスクを覚悟で新しい手を打ってみたり、
非常にエネルギーのいる意志決定とそれに続く行動を起こさないといけないのだが、
そういう意志決定をするための
準備・調査の時間が不足しているし、
心的強度も不足している。

そして現場は疲弊しており、
秋に従業員が辞めてしまったことでさらにきつい現場となり、
先日、業務上あってはならない事故を起こしてしまった。
正直お先真っ暗で、それに関する人事でまだ火種がくすぶっている。

家庭の方は、オレも嫁も息子もいっぱいいっぱいの状態で、
そこに嫁の懐妊と、それからの妊娠初期の強いつわりのせいで、
文字通り息も絶え絶えで生活していた。
長かったつわりも終わりやっと嫁が復活したと思ったが、
今度は家族内で風邪が流行っているという始末。

さらには祖母が体調を崩しており、
母がその看病にいったりしていて、そちらも、祖母も母も心配である。

そして世界もどんどん動いていく。
欧州の金融危機がどうなるのか気になる。
対岸の火事だった米国のサブプライム・ローン問題が、
リーマンショックに発展し、日本の経済も大打撃を受けたように、
この金融危機もどう転ぶかわからない。

ギリシャの問題が、いまのようなスペインやイタリアの国債金利の上昇に
至ると数ヶ月前にどのくらいの人が思い至っていたであろうか?
フランスやドイツの金利にまで波及している。

その先、どう転ぶかわからないけど、
例えば何かの拍子に日本の国債の金利が上昇しだしたら、
いまの膨大な国債の発行によって資金を賄っている日本の国家会計は
急速に破綻するだろう。
経済学者は、日銀がお金を刷りさえすればよいのだから、
国債の札割れはあり得ないとかいうかもしれないが、
経済に疎い自分には、お金を無尽蔵に刷るなんて本当にできるのか疑問だし、
できたとしても、やはりハイパーインフレで大問題になるのではないかと
心配になる。

消費税の増税も議論されていて、おそらく最低でも10%には引き上げられるだろうし、
29歳の(ギリギリ)若者としては消費税増税は歓迎だが、
それによって商売のやり方に問題が生じると思うのでいまから備えて
おかなければと思う。
消費税の変更によって、これまでの商品の価格を変更する必要があるが
お客さんごとに単価が違い、内税方式だったり外税方式だったりまちまちなので、
個別に対応しなければいけないし、
消費税分の半端な額は値引きで対応していたりする場合もあるし、
そういう一個一個、個別な事情があり、
それぞれにポリシーを立てて対処していかなければいけない。

今の仕事で成し遂げたいことはあるし、
自分にしかできないであろうこともあるので、
そういうことをやるのはエキサイティングだが、
そういうことに腰を据えられるようになるのは10年後か30年後かもしらん。
そういう挑みたいことを思いとどまらせるだけの、
有り余る重責。

実はとっくに白旗あげてるんだけど、
いっこうにゲームの幕は下りない。


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