この本読めて良かった!自分はすっかりベイジアンになりました。
ベイズの他に、ラプラス、フィッシャー、ネイマン、ピアソン、チューリング、チューキー、サヴェッジ、IJグッドと知っている名前がたくさん出てきて、それぞれの人の統計の歴史への関わりが知れてよかった。
特に頻度主義者のフィッシャー、ネイマン、ピアソンの反ベイズの激しさたるや。日頃、彼らの手法にそ世話になってるだけにその思想的対立の激しさに眩暈がした。コーンフィールドの「統計は科学の同衾者(ベッドフェロー)」という言葉になるほどなと思った。確かに同衾者ですね。訳者解説で、この同衾者フレーズが説明されていたけどその説明がちょっと本来の意図とズレてるなと思ったけど、訳はよかったと思う。この本を読んでも数理的にベイズは理解できないので注意。
それにしても、ベイズと表立って表現されてないだけで、オペレーションズリサーチや、医療統計のオッズ、保険数理、第二次大戦の暗号解読、地球物理など、さまざまな分野でそのエッセンスが使われているのを知った。また、よく目にするマルコフ連鎖モンテカルロ法が、それまで計算が困難だったベイズ統計にとってブレイクスルーになったことも。