親父の一周忌が終わって、本当に、あれから一年経ってしまった。
自分史上、もっとも体感の時間経過が早い一年だった。
そもそも一ヶ月が早すぎる。
あっという間に一ヶ月過ぎてて、
それを単純に12回繰り返した。
今日は会社を出るときに、
空気に微温の感触を感じて、春が近いんだなと思った。
別に春を待ちわびたりはしてなくて、
むしろ来ないで欲しい。
まだまだやっておきたいことが一杯あるのに、
ほとんどpendingで止まってしまっている。
1年というスパンがあればできるだろうと思っていたことが
実際は10分の1ぐらいしかできないまま
次の年度が迫っている。
これからもう一度、あの一年を繰り返すのか、と思うと
ぞっとしてしまう。
最初の年は何も知らないからがむしゃらにやれたけれど、
二回目になると、これからやることのしんどさがある程度わかっちゃっているから、
びびって逃げてしまいたくなる衝動に何度も駆られることになるだろう。
この仕事を始めて数ヶ月ぐらいは、
我ながらよくこの仕事やれているよな、と思ったりしたものだが、
いまはあんまりそうは思わない。
結局は親父がそんだけしっかりした会社を作ったということなのだと思う。
ロバストに自律的に回るシステムができていて、
オレがやってんのはそのシステムのメンテナンス作業みたいなものだ。
いろいろなことを一斉にやらなければ
いけなかった1年だったけど、
次の年度からはそういうこともないから今よりは楽になるだろうか。
何にせよ、このまま年度末までノンストップ。