ふと気を抜くと、立ち止まりそうになってる。
立ち止まって、いまのままでも良くやってる方だよ、と
自分を許してしまいたくなる。
気力を振り絞って、目を見開かねばならない。
自分のいまの安定は、周りの人々の無理に支えられているのだと。
身を委ねたハンモックの綱は今にもちぎれるかもしれない。
僕が立ち止まるたびに、周りにしわ寄せが行く。
僕が立ち止まるたびに、日本が遅れる。
いつの間にか、親父の跡を継いで、
なんだかんだと言い訳をつけて、
現状維持で満足している自分がいるのだった。
現状は、サステナブルなものではないというのが明白で、
それをどうにかしないことには自分も会社も立ちいかないという認識が
当初はあったはずだった。
そのくせ現状をどうにかするよりも、
今の無理を続けている方が短期的には楽なので
それに囚われてしまった。
この強い気持ちを明日も維持できる保障はない。
だから毎晩、祈る様に眠りにつく。
明日は強い意思と行動力を伴った辣腕の変革者たらん。