フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

越谷の同級生たち

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越谷に帰ってきて、ひそかに楽しみにしていたのが、
地元の友達とばったり会うことだった。

中学まではこの越谷の学校に通っていたわけで、
懐かしい友人たちがこの街にはいる。
はずなのだけど、ぜんぜん会うことがない。

でも良く考えてみると、オレ自身が高校・大学と東京へ出て行ってたし、
こうなる前は品川区に住んでいたわけだから、
当時の友人達がもはやこの街にいなくなっていてもおかしくはない。

それで、やっぱりやつらはもういないのかなぁと思いはじめていたが、
なぜだか立て続けにあのころの友達にあった。
最初にあったのは結婚式に来てくれた友人のM. Y。
普段は中野に住んでいるんだけど、ときどき越谷に戻ってきていて、
それでオレがいまこっちにいることを知って、
我が家に遊びに来てくれた。
冗談で、「オレの会社に来いよ!」と言ったら
「ばか、オレはもうすぐ正社員になるんだよ!」と言ってた。
彼は郵便配達夫。

それから二人目は、越谷に住んでいる友人H. Kで、
いまはエアコンの取り付け工事の仕事をしている。
ちょうど新居にエアコンを買ってつけようとしていて
風の噂で、H.K.がそういう仕事をしているというのを
聞いたのを思いだして電話したら工事の下見に来てくれた。
エアコンはネットで安く買って、取り付け工事をH. Kにお願いしたのだった。
明日かあさってに実際に工事をする予定。
H. K.は一児の父で、あと数日で二人が生まれるんだと。

3人目は越谷市役所に用事があって昨日行ったとき、
申請した書類を受け取るのを待っていると、
見慣れた声と顔を見つけて声をかけた。
中学の後輩のI. Nであった。
昔、バンドをやっていたころに親しくしていた後輩である。
聞けば、いまもバンドをやっているという。
土方の仕事をやりながら。

そんな感じで数日のうちに立て続けに中学の友人に3人も会った。
なんだか頼もしかった。

越谷にいる友人の方が結婚率が高いし、子どもがいる確率も高い。
なんていうか、すごく露骨に生き方の違いを目の辺りにさせられる。
同い年でももう4人も子供がいる同級生もいたりする。

人生って、こんなにも多様なんだ、そうだよなと、
改めて人が歩む道のダイナミックレンジの広さを実感する。
いろいろな人生がある。
それでいい。

自分はまだまだ青い。

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