フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

手帳に書き殴る

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今月の頭ぐらいに手帳を買った。

スケジュールの管理は、
Macが手に入ったM1の頃から、
ずーっと「iCal」というMacにはじめから入っているカレンダーソフトを使って
やっていて、それでうまく回っていた。
かれこれ3年以上。

MacがPowerBookからMacBook Airになって、
さらにiPhoneを購入した辺りから、
Macを開くのが億劫になってきて
必然的に、iCalでスケジュールをチェックしたり、
スケジュールを書き込んだりするのをさぼりがちになり、
結果、きちんとスケジュール管理が出来ない状態になってしまった。

スケジュールというものは漏れなく一点に集約しておかないと意味がなくて、
守備率が9割ぐらいなら、まあ何とかなるけど、
全てのスケジュールのうちの6割から7割しか書いてない状態になると、
もうそれはスケジュール管理のシステムとして
破綻状態となる。(ということを思い知った)

それでしばらくiPhoneとMacを同期するとか、
自分で作ったSNSのスケジュール機能を使うとか、
単にA4の紙にその日のスケジュールを書くとか、
まあ試行錯誤してみたのだけど、
どうもうまくいかず、
ある時ふと、
「もしや今の時点で一番性にあっているのは手帳なのでは?」
と思いつき、気になっていた手帳があったので、
渋谷のLOFTで買って使い始めた。

ずっと大昔にも手帳を使っていた時期があって、
しばらくはうまく行っているのだけど、
途中で飽きてやめてしまうということが3回ぐらいあった。
手帳を書き出すと凝ってしまうので、
あらゆるスケジュールを完璧に手帳に記述することに
情熱を燃やしてしまう。

そうすると手帳の中のスケジュール管理は完璧になるのだけど、
その作業のお陰でスケジュールを全部覚えてしまって、
その完璧な手帳を再びみる必然性がなくなってしまう。

せっかく労力をかけて
未来に見たときにスケジュールをばっちり確認できるように作ったのに、
覚えてしまったせいで手帳は開かなくなってしまうという
本末転倒な事態が起こる。

そうすると、どうも労力に見合った恩恵が受けられないような気がしてしまうので、
手帳の"手入れ"をする気力が衰え、
いずれ机の上の肥やしになる。

今回はその轍を踏まないように適度に力を抜いてやっています。
代わりに、思いついたことをガシガシと書き殴るということをしている。
どちらかというと日記帳っぽい使い方をしている。

そういう使い方をするようになって、
書字運動の持つ独特の感覚を実感した。
後で見るためとか誰かに何かを伝えるためではなくて、
ただ書くために書く、という純粋な書字運動をやっていると、
次第に心が澄んでいくような感覚がする。

ものの5分ぐらいスケジュールをチェックしつつ、
思いついたことをワシワシと書き込んでいくと、
わりと急速に没頭していって、
ふっと気がつくと頭の中がすっきりしたりしている。

いつまでつづくかわからないし、
これがベストなスケジュール管理の方法かどうかもわからないけど、
今の自分の気分にはすごくあっていると思う。

いつまで続くかな。

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