香港に行っていて聞けなかったシネマハスラーを聞いた。
チョコレートファイター!
宇多丸氏大絶賛で断然みたくなる。
同じ監督の前の作品の「マッハ!!!!!!!!」が最高に面白かったので、
このチョコレートファイターも期待大。
ところが、上映館を調べると、
東京では2つしかやっていなくて、
そのどちらも上映時間は9時代の1回のみ。
ひどい、何この扱い。
すぐにでも見に行きたい勢いだったので、
視聴欲をもてあまし、
仕方なく「マッハ!!!!!!!!」を見直して我慢することに。
TSUTAYAでレンタル。
前に見たのは学部3年生のころか。
相変わらずinsular cortexが激しく活動する映像であった。
(痛そーな描写満載)
ストリートファイターを地でいってる。
同時に、人間の身体の可能性にはっとさせられる。
トニー・ジャーの鍛えられた身体という条件付きだけれど、
人の体はあれぐらいタフで、
重力からも自由でいられる。
あんな風に舞うように体が動けば、
人生のどんな災厄も華麗にすり抜けられそうな気がする。
そんなメタファーを想起する。
それでもすり抜けられなければ、
地割れを起こしそうな蹴りを叩きつけてねじ伏せて。
* * *
そういえば、しばらく前に「グラン・トリノ」も見たんだけど、
あれも素晴らしい映画だった。
邂逅と再生と成長と死の映画。
素晴らしすぎて、どんな批評も蛇足だと思った。