フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

Serial experiments lain

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YouTubeで「Serial experiments lain」を発見し、
13話あるうちの10話までを一気に見てしまった。

この作品の主題歌のDuvetがすきでよく聞いていたのだけど、
作品自体はオープニング映像以外みたことがなかった。

こういうのがネットで見られる時代なのだ。
公式にYouTubeで配信されるアニメもでてきたし。
(ハルヒの第二期はテレビと同時にYouTubeでも配信される。)

で、レインの感想なのだけど、
唯心論をガチで扱った作品になっている、と思った。
といっても哲学的な問いを何度も繰り返して、
これといって答えがでているわけではないのだけど、
どんな作品だってそうするのが関の山なわけだし。

映像作品としては極めて秀逸で、
いまからみても斬新な表現が多かった。

作中の描写には90年代の雰囲気が色濃くでている。
90年代ってなんだったのか、と考えてしまった。
オレが生まれたのが82年で、
80年代の記憶やその時代の感触はとても儚くしかもっていない。

90年代に入ったあたりが、ものごころが付くか付かないかぐらいで、
その時代の感触・雰囲気はそれなりに残っている。
昭和の時代の家族像が崩壊し、
サイコでカルトなものが流布した時代だったように思う。
あとはバブル崩壊もその頃の雰囲気に決定的に影響していた。

この作品でそのような雰囲気を再確認した。
というか、その時代に見ていたら気付かなかっただろうけど、
この作品は無意識のうちにその様子を浮き彫りにしていて、
それをみて、90年代の雰囲気を自覚的に認識できた。

あと4話残っているのだけど、どのような結末になるのか気になる。
90年代に描くことのできる未来とは、どんなだったのか?

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