今月は収入が普段の倍になりそうな勢いでバイトをしている。
その割に、空いた時間には研究のことを考えたりしている。
今は二項分布やポアソン分布、負の二項分布、ポリア-エッゲンベルガー分布など、
確率分布のことを考えている。
「確率・統計」という授業を学部のころやったけれど、
あのころは結局、数式をつらつらと追っていただけで、
「畢竟、二項分布というものはこういうものだ」というのを
ちっとも考えていなかった。
だから、自分の実験結果にそれを当てはめるときに、
すぐにはどうすればいいのかわからなかったりする。
本などを読みつつ電車の吊革につかまりながら考えていて、
そこそこイメージが立ち上がってきたのだけど、
喉から声が出そうで出ないかんじ。
うーむ。
細切れの時間にそうやって考えて、
バイトの作業に戻ったり、晩ご飯の支度をしたりすると、
考えが途切れるのだけど、
また空いた時間が来たときに、
わりとその前に考えていたことがまた頭に浮かんできたりして、
同じことを途切れはしても持続して考えられるのは、
自分にしてはちょっと珍しい。
やっと考えることの焦点が定まってきたのかもしれない。
今日はまた6時間ぐらいバイトをして、
それでポスターが一枚できた。
まだもう一枚作らなければならない。
そういえば、今の状況は高校2年の頃に似てるかもしれない。
そのころは学問というものに、絶望というか大いに挫折してて、
たしかクラスで下から7番目ぐらいの成績だった気がする。
ともかく、学校の勉強について行けてなくて、
等比級数が計算できなかったし、
n次関数以外の関数(三角関数だとか指数関数だとか)を微分も積分も
できなくて、数学のT先生に呆れられた懐かしき記憶。
ルート2が無理数であることの証明(背理法使うやつ)に納得できなかったり。
そんなで、卵がさきか鶏がさきかはわかんないけれど、
ともかく学問というものに対してふかーく絶望をしていて、
メディアに出ているいわゆるインテリな人たちは
すべて詐欺師だと思っていた。
まあそんなで、一方で絵描きの恋人ができたり、
illustratorの扱い方を覚えて、
夏休みを全部費やして学園祭のパンフレットを作ったりして、
それとかブランキーのCDのジャケットがかっこよくて、
グラフィックデザインとかやってみたいなとか、思ってた。
そんで進藤三雄やPV作っている丹修一にひどくあこがれていたりして、
美大に行こうかとか考えている時期だった。
(絵を描かずに受験できる美大の学科を探してみたり)
長い休みの間はMTVばっか見てたのもあの頃かもしれない。
まあでも、それもつかの間か。