学会のため松山に来た。
金曜日まで滞在の予定。
口頭で発表する予定なのだけど、
まだ発表のマテリアルができていない。
なので会場には行かず、ホテルや近くのカフェでスライドを作っている。
飛行機に乗るとどうにもこうにも首から肩が凝る。
バキバキに凝る。
腕を回したり伸ばしたり後ろに反り返したり、
腕立て伏せしたりを合間に挟みながら、
思考し考えをスライドに反映させていく。
ひとつのことを、ともかく考える。
こんなに集中できたのは久しぶりだ。
普段はさまざまな文脈が交錯する中を生きていて、
些細だけれど間断なくinterruptionが入って、
結局は思考が細切れの断片的になってしまっていることを実感した。
やはり断片的になってしまうと、
どうしても深いところまで入っていくことができない。
こうやって普段の文脈の束縛から放たれて、
メシとクソのことだけ気にしてあとはひたすら考えるということをするには、
こうやって違う土地に来て1人になるのが一番いいのだな。
ひょんなことから乱数生成課題というものに
関わりはじめてしまったわけだけれでも、
これはこれでやっぱり悪くない気がする。
自発性というものをやっと違った側面からみることができるようになって、
P-E分布を勉強してうまくすれば、
それを説明する理論的な枠組みを作ることができるかもしれない。
RNGはワーキングメモリの文脈でも議論されていて、
ワーキングメモリのあたりの話には
いままで見向きもしなかったけれど、
そのあたりの知見も自発性を支える基盤として使えるかもしれない。
明日もまるまる一日考える。