500Gの外付けハードディスクを買った。
20,400円だった。
1Gのハードディスクが3万円だった高校生の頃に比べたら、
驚くべき価格破壊だが、
これから先もこの傾向は続くんだろう。
* * *
M1のころ、ゼミのアナウンスをMLに流すという仕事を1年やっていて、
そのあとヘライさんに引き継いでもらった。
茂木研のウェブを更新する仕事も1年は真面目にやっていたけど、
あとはイシカワくんにお任せしてしまっている。
おふたりとも本当によくやってくださっていて、
頭が下がる。
オレは1年で音をあげたと言うのに、
すでに2年目、3年目に突入している。
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今は年度末で、それに絡んだ用事ですずかけに来た。
できれば雑用はラボのメンバー全員で分担して、
1人の人に負担がかかりすぎないようにしたい、と画策しているが、
それがなかなか難しい。
どうしても、1人の人が1つの仕事を継続的にする方が、
その仕事に関する知識が蓄積されて仕事自体に慣れてくるので、
効率はよい。
逆に全員が同じことをできるようにしようとしても、
それを教える手間がかかって逆にコストがかかってしまうし、
そもそもそれがうまくいったことがない。
なので最近は、みんなで分担するという理想は放棄して、
可能な限りコストをかけないで雑用をこなす、
ということを心ががけている。
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すずかけ台の生協前の舗装工事は終わり、
真新しいタイルが敷き詰められていた。
去年は入り口付近の階段が大幅に改修工事がされた。
やっぱり予算執行の締め切りの関係で去年もいまも
この時期にこういう工事をやっているんだろう。
僕ら在学生にしたら「こんなとこちょこっと工事したってなんにもならん」
と思ったりするのだが、
10年、20年したらこういう小さなキャンパスの変化が積み重なることで
ここはもっと全然すてきなキャンパスになっているのかもしれない。
すずかけ台キャンパスはどう贔屓目にみても、
辺鄙なところにしか見えないし、
すきにもなれないのだけど、
でも、かといって憎む気にならない。
ここはかつて、古代文明が栄えた場所で、
今は没落してしまった場所。
あるいはあと300年したら日本の中心となる場所。
どちらにしても今はぱっとしない場所。
そういう風に、
"いまこの時代だからここはこんなに辺鄙なだけ"で、
"いつか時代が違っていたらここはたくさんの人を惹きつける魅力的な場所"で
あるかもしれないという仮想を持つことで
この場所で抱いてしまうガッカリ感を慰めてみようと試みる。