妹が部屋を片付けに来いというので、
祝日だった水曜日に実家の越谷に行った。
実家の二階は2部屋あって、襖で仕切られている。
片方は妹が使っていて、もう片方はオレの部屋。
のはずだったのだが、帰ってみてびっくり。
襖は取っ払われ、見事にオレの部屋がなくなっていた。
二部屋ぶちぬきで妹が占有した模様。
当然そこにあったはずのオレの荷物は別の場所に
うち捨てられるかのように置かれていた。
どうやら妹はそのうち捨てられた荷物を何とかしに来いといいたかったらしい。
本と漫画と紙の類がどっさり。
どれもそれなりに思い入れのある本や漫画や紙類であり、
ずっと必要ないけど捨てられないという理由で放置されていた品々。
それでも今回ばかりはと、がんばって捨てることにした。
受験生時代・学部時代の紙やらレポートが山のようにあり、
せっせせっせと分別して、かなり捨てた。
本は村上龍と石田衣良と池波正太郎の本がかなりあって、
それから新書がいくらか。
村上龍の本が20冊から30冊ぐらいあった。
オレはこんなに村上龍に儲けさせていたのか!と驚愕するとともに、
村上龍はこんなに小説を書いていたのか!とも思った。
親父が片付けを手伝ってくれて、
「事務所のプリンターで使うんだ」と言って、
裏面がきれいなままのA4サイズの紙をめざとく見つけては
回収してゆく。
荷物の中にあったおもちゃのカツラをかぶる親父の図。
こういう昔のものを整理する作業は、
存在を忘れていたものが出てくると懐かしくてそれを見ながら
しばし感傷に浸ってしまい、なかなか進まないものだけれど、
親父が「これは?これは?捨てんのか?」と
甲斐甲斐しく立ち働いてくれるので、
そんな暇もなく取捨選択を繰り返し、
半分ぐらい捨てて、半分は整理することができた。
お手伝い、ご苦労様でした。親父殿。