フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

I was insane

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本郷に茂木さんと安藤忠雄さんの対談を聞きに行く。

200811291458000.jpg

サインする茂木さんと安藤さん。

写真だけでしかみたことがない安藤さんは
いかめしい雰囲気の人かと思っていたら
「大阪のおっちゃん」という感じで好感が持てた。

質疑応答の時間に質問をしたのだけど、
終了後に茂木さんに「お利口な質問だったね」と
言われた。
そして、

相手の懐にもう一歩踏み込むんだ。
切り口が大事なんだ。

ともいわれた。
もっと切れ味の鋭い質問ができたら、
それはきっと楽しいに違いない。

終了後の打ち上げで、あるかなあ・・・と思っていたら
やっぱり「乾杯の前になんか一言いえ!」
といわれて、あわあわあわとつまらないことを言った。
こちらは落第点だったなぁ。

そのあとはみんなでわいわいとやり、
時々生意気な感じで茂木さんにつっかかった。
連続的に酩酊感は進行していった。
だからだろうな、だんだんとだんだんと酔いが回っていったから、
気付かなかった。

今日の朝、起きた途端に
「昨日の自分はひどかったな・・・」
という猛省に駆られた。
帰りしなに、まっすぐ歩けないのを逆手にとって、
わざと電信柱にぶつかって笑いをとろうとして、
でもまったく面白くなくて、
ただただそういうことをした昨日の自分が恥ずかしい。

「いやあオレは○△×だと思いますよ!」とかなんとか
今ひとつ思慮に欠けた発言などもした気がして、
また一つ品位を下げたと思う。

脱抑制は気持ちがいいのだけど、
やはり価値のある知性というのは
衝動と抑制がせめぎ合う中にしかない。

酔っぱらってもへたれにならず、
潑溂とした知性を維持できるようになりたい。
維持、というかそれが本質になるように。
いまはまだソフトウェア的にエミュレートしているに過ぎない
はりぼての知性。

心の中にイメージする知の巨人は
居合いの達人のような空気を纏っている。

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