昨日はバイトで、その後もつ鍋屋さんでごはん。
今日は、すずかけ台でブザキ輪講。
G. Buzsaki のRhythms of the Brain。
BuzakiじゃなくてBuzsakiね。(ブジャキ?)
前も書いたけど、オレ、石川、青木さんの3人でこの輪講をやってて、
一行ずつ読んでいき、曖昧なところやわからないことは、
ともかくつっこみを入れていくというスタイルなので、
なかなかはかどらない。
今回は8章後半。
もとい、Cycle 8の後半。
この本は章を章と呼ばずにCycleと呼ぶ。
Cycle 8: Perturbation of the Default Patterns by Experience
3人とも英語ができるほうではないし、
毎回、3人で四苦八苦しながら読むのだけれど、
今回のサイクルはなかなか読みやすかった。
前半は睡眠が記憶を増進する話とか、
ヨガや禅の瞑想中の脳波の話とか、
BMIの話とか。
後半はもろにsensory-motor couplingの話で、
行動なしに知覚は生まれないという話。
これがなかなか読み応えがあった。
Theodosius Dobzhanskyという人が、
「Nothing in biology makes sense except in the light of evolution.」
(進化論の考え方なしでは生物学の一切は無意味だ)
ということを言ったらしいのだが、
これをもじって、ブザキはこういっている。
「nothing in the brain makes sense except in the light of behavior.」
actionを起こすことでしかsensory perceptionにおける計量は生まれない。
輪講のあと、長津田駅の小ぎれいな焼鳥屋で打ち上げ。
本当は前期にCycle 7が終わったあとにやろうぜと言っていたけれど
みんな時間がなくてお流れになっていた。
青木さんがニューラルネットに関することをやっているらしく、
その関係で確率過程を勉強しているらしい。
そこでいろいろ数学の証明をやるのだけど、
背理法ってどう思う?と言い出す。
そこからゲーデルの不完全性定理や
カントールの創始した無限集合論や、
自己言及する系の話になって、
なんか珍しく深い話ができた。
持つべきものは酒を飲みながら忌憚なく議論できる友なり。