花見の次は合宿。
遊んでばかりの東工大茂木研究室。
鎌倉に行った。
鎌倉駅前の魚河岸屋というお店で晩ご飯を食べて、
江ノ電腰越駅にある宿に泊まった。
今回の合宿は、
新しく入ってきた高野さんの歓迎会と、
毎日就活で忙しいM2の二人の慰労会と、
無事博士課程に進学できたD1の二人(オレと石川)のお祝い
を兼ねている。
去年は湯河原に合宿に行って、江ノ島でウルトラオーシャンビューを見てきて、
その前は鹿児島の桜島に合宿に行った。
それらに比べると今年の合宿は、
あまり遠出をしないこじんまりとしたものだし、
以前の合宿に比べると参加人数は少なめなのだけれど、
だからこそメンバーの1人1人の振るまいがよく見えて、
気さくな感じで楽しめた。
二日目は雨も風も嵐のようだったけれど、
お墓参りをふたつした。
ひとつは円覚寺にある小津安二郎さんのお墓。
墓石には「無」とだけ書いてある。
「無」という字を見て長沼先生を思い出してしまった。
長沼先生は、
「"無"というのは"む"と読むのではない、
"むぅぅぅぅうううううううううう"と読むのだ」
と座禅を組みに行った寺の坊さんに言われて、
なるほど、と思ったのだそうだ。
ふたつめのお墓は小林秀雄さん。
日本庭園から持ってきたような庭石がおいてあって、
とても美しい感じで苔や草が茂っていた。
もしかしたら誰かが手入れをしているのかもしれない。
小林さんのお墓の近くにへんてこなお墓があって、
見に行ったら「赤瀬川」と書いてあった。
赤瀬川源平さんのお墓だろうか。
「あの人、まだ生きてるじゃん!」
「でもあの人ならつくりそー」
と言いながらみんなで笑った。
いよいよ風も雨も厳しくて、
それでも北鎌倉から大船に移動。
駅とか電車とか、人ごみの中を移動すると、
「あれってテレビにでてるひとじゃない?」
「なんて名前だっけ、アハ体験のひと」
というささやきが聞こえてくる。
風で何度も傘がひっくりがえるのを押さえながら
MICASAというお店まで歩いた。
が、茂木さんは打ち合わせがあるといって
僕たちの案内だけして行ってしまったのだった。
ランチは素晴らしくおいしく、
これを食わずに仕事におもむかねばならない茂木さんを
心底かわいそうだと思った。
池上研との合同ゼミ、芸大workshop、花見、合宿と続いた
イベント盛りだくさんの日々もやっと一段落だろうか。
花見の少し前からいろいろやることがあって、
ずっと実家で寝泊まりしていた。
そういうわけで昨日は二週間ぶりに菊名の自分の家の布団で
寝たのだった。
最近の茂木研は楽しい。
茂木さんが次々と面白いことを仕掛けているし、
学生のために割く時間も増えたのではないだろうか。
それに是非とも応えなくては。
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