The Destination is unknown. The Journey is the Reward.

Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0190217 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

グルメ・散歩・お出かけ: 2009年アーカイブ

ひのきと神鶏

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伊勢神宮、補遺

* * *

境内の"ひのき"が強く印象に残った。
中学の時の国語の先生が
「"あすなろ"の木の"あすなろ"という名前は
 ”明日はひのきになろう”というところから来てるのよ」
と教えてくれたのをずっと覚えていて、
"ひのき"を見た瞬間にその事が浮かんだ。

その由来ってほんとうかいなと疑いつつ、
もし本当だったらいいかもなと思いつつ
特に調べもせずにこれまで来ていた。
だけど、(たぶん生まれて初めて)"ひのき"をみて、
由来の当否はともかく、
「明日はひのきになろう」という思いは
確かに正しいと思ってしまった。

ネットで軽く調べた感じだと、
”明日はひのきになろう”説は俗説の域を出ない感じだけれども、
それでも「明日、ひのきになりたい」という願い自体は
まったく正しいと思える。

伊勢神宮の”ひのき”を見たら今まで頭の中にあった木のイメージが
まったく壊れてしまった。
木って、あんなに高くなることもできるんだ・・・。
言葉にするとまったくもって素朴な印象なんだけれども、
信仰にも似た畏敬の念が芽生えた。

普通の木の3倍ぐらいの高さの"ひのき"が当たり前のように
そこかしこに生えているのである。
まったく、お伊勢さんには恐れ入谷の鬼子母神である。

* * *

内宮を参拝し外の方へと戻る途中に鶏がいた。
その鶏は神の鶏で神鶏(しんけい)と呼ばれているらしい。
その神鶏が見ほれるような美しさだった。

母方の祖父は養鶏業を営んでいて、
その祖父の家の鶏小屋にはずらりと鶏が並んでいるのを何度もみている。
そのイメージが強くて、鶏というと良く鳴いてうるさくて
泥やら糞やらがついて汚いものというイメージががあったけれど、
その神鶏の姿はその鶏のイメージを壊すほどのものだった。

羽がシルクのように品のある艶やかさとなめらかさがあって、
しっぽの羽の伸び方も見慣れたそれとは違って、
長く優美に垂れ下がっている。
鶏に"神"とつけてしまうのもうなずけた。

そうして、その鶏の姿をみて、
若沖の描いた鶏の絵が浮かんだ。
「そうか、若沖はこの鶏を描いたんだ」
と、得心した。

若沖の描く鶏は、均整が取れていて、羽がみずみずしくやわらかそうで、
色は白と黒と茶色とあと赤ぐらいしか使っていないのに、
文句なく鮮やかである。

あの絵を、オレは「若沖は鶏を美しく描いたんだ」と思って見ていた。
だけど、そうじゃなくて、
「若沖は美しい鶏を描いたんだ」という認識の方が
正しいことがわかった。

そのことに気付いてみると
自分はまったく世界のことをしらないのではないか
そう思えてしまう。

伊勢二見松阪賢島鳥羽熱田

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伊勢神宮は1日目の午前に外宮に行って、
午後に内宮に行って、
それから夫婦岩を見に二見浦へ行った。
(そしてそこに一泊目の宿がある)

タクシーの運転手のおっちゃんが威勢良く観光案内をしてくれて、
いい思い出になった。
外宮は鰹木が奇数で千木が外削ぎ。
内宮は鰹木が偶数で千木が内削ぎ。
そんなことを教えてもらった。

茂木さんに「御垣内参り(みかきうちまいり)をするといいよ」と言われていたので、
わざわざスーツにネクタイで参拝に望んだ。
たくさんの人でごった返す中で参拝するよりも、
御垣の中で周りに何もない状態ですこしだけ御正殿に近づいてするお参りは、
皮膚の感覚受容野が周囲20メートルまで拡張したかのような
不思議な一体感と崇高感に包まれた。
絶対的な静謐さに包まれて、強烈に自分の内部を感じた。

夕飯は旅館のお料理をいただいたのだけど、
嫁がせっかくだからと豪華なプランを奮発したので、
これでもかこれでもかとごちそうが出てきて圧巻であった。
伊勢エビが1人につき1.5尾の贅沢さで、
活け作り、陶板焼き、水炊きと3パターンでいただいてしまった。
伊勢エビは食べたことはあったけどあまり良いイメージはなくて、
だけどその日食べた伊勢エビは飛びきり上等で、
活き作りの伊勢エビは天にも昇る食感だった。

* * *

二日目は5時半に起きて、夫婦岩越しに昇る日の出を見て、
それからお伊勢さん別宮の月読宮へ。

月讀宮にはツキヨミ、ツキヨミアラミタマ、イザナミ、イザナキの
4尊(みこと)が奉られている。
("尊"も"命"も"みこと"と読むが"尊"の方が偉いらしい)

ツキヨミの尊はアマテラスオオミカミの弟さんらしい。
アマテラスオオミカミの弟君といえばスサノオだと思っていた。
そうか、もう1人弟がいたのね。

その後、お昼を食べに松阪へ特急で移動。
松阪は"まつさか"と濁らない。
松阪という字を見たら真っ先に思い浮かぶのは松坂牛で、
その連想通りに松阪牛を食べた。

和田金というとても有名なお店。
あんまり立派な建物なので、女中さんに
「まるで旅館みたいですね」と言ったら
女中さんは
「みなさんそうおっしゃりますが、
 お食事のお部屋のみになります」
と涼しげに答えてくれた。

ある程度覚悟してお店に入ったとはいえ、
メニューの中のすき焼きの値段を見たら目ん玉が飛び出しそうになった。
それでも腹をくくってすき焼きを2人前注文した。
果たしてそのお値段に見合うだけど味・量・サービスであった。
昨日の伊勢エビに続いて行幸であった。

しかし、あとで電通の佐々木さんに聞いたところによると
「和田金にいったら"網焼き"をくわなきゃダメだ」
とのことで、その点は口惜しい。

その後、本居宣長さんの旧家を見て、松阪城をみた。

それから再び特急に乗って賢島へ移動。
賢島大橋(名前負け)から夕日を見た。
一日の内で日の出と日の入りの両方を見たのはこれがはじめてかもしれない。

複雑に入り組んだ海岸線と水面に浮かぶいくつもの筏。
いつか見た三重の海岸の夕焼けを思い出しながら眺めた。

夜は鳥羽にあるグランドホテルに泊。
宴会場から絶え間なくカラオケの音が流れてくる感じの
グランドホテル。

* * *

3日目は嫁に無理をさせないためにただ帰るだけの予定だったけど、
欲を出して名古屋で途中下車。

ひつまぶしを食べに「蓬莱軒」へ。
蓬莱軒は本店、神宮前店、松屋店と3店舗あるけど、
神宮前店にした。

30分待ったけど、それに見合うだけ十分においしいひつまぶしを
食べることができた。
おひつのご飯を4等分して1膳目はそのまま、
2膳目は薬味をかけて、
3膳目はお茶漬けにして、
4膳目はお好みでどうぞ、と食べ方が書いてある。

オレはもっとせっかちに、
一膳を食べる間に「そのまま食べる」
「薬味をかける」「お茶漬けにする」というのをやり、
そのヘビーローテを4膳こなした。
12回、「ウマー」と叫ぶことができた。

ひつまぶしでお腹を満たした後は熱田神宮にお参り。

伊勢神宮にお参りしたばかりであったが、
熱田神宮もなかなかの威容を備えている立派な神社であった。
しかも、遷宮したばかりのようで、
真新しいひのきの建材がまばゆいことこの上なく。

内宮と変わらず鰹木が偶数本で千木が内削ぎ。
しかし、お伊勢さんよりもサイズが大きいような気がするのは気のせいか?
柱の近くに立つとひのきが香る。

着物姿や礼服の人が多く、また、赤子を抱えた人の姿もよく見かけた。
伊勢神宮でも観光客に混じってそういう人々が多く、
こちらでは地元の人々の生活の節目節目で、
神社という場所に詣でるのがならわしになっているのが肌で感じられた。

そういうのって、まだ残ってたんだ。
それとも、見えてなかっただけ?
ともあれ、なんだか頼もしかった。

* * *

そんな感じの旅行でありました。
振り返ってみると、
なかなか濃い内容の旅だったではないか、と思う。

40匹のヤドカリ

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竹富島から戻ってきた。

ビーサン(無印良品)、Tシャツ、ハーフパンツ、髭ぼうぼう。
自分の出で立ちに気付いて、思わず天を仰ぎ見た。
まるで昔の誰かさんみたいじゃないか。
昔の自分の弔いが完了した気がする。

合宿はいろいろと番狂わせがあって、
合田研の菊池くんが急遽参加することになった。
(どうせ明日のクオリア日記には名前がでるので、
伏せなくてもいいや)

1日目は石垣島で一泊し、夕日を浜辺で眺めたあとに宴。
2日目はシュノーケリングを楽しんだあと、
茂木さんと合流して竹富島に移動。
3日目は北の浜を探検したり、ヤドカリ拾いをしたり、シエスタしたりした。
4日目の今日は茂木さんと佐々木さんが早朝に帰って行き
残ったメンバーは思い思いの時間を過ごした。

最終日の今日は、みんなが島の方々に散っていく中、
宿の近くの日陰でぼーっと突っ立っていたら、
菊池くんが「氷買ってきてさ、泡盛飲もうよ」と爽やかに言う。
それで昼間から、それも午前中から泡盛をかっくらっていた。
(今回の合宿で菊池くんは
かなりの酒飲みだということが判明した。)

3日目の午後はみんながマルオミナエシの貝拾いに熱中する中、
ヤドカリ集めに精を出した。
こないだの波照間以来、ヤドカリがかなり気に入っている。

いっぱいヤドカリを集めて
それを茂木さんが脱いだ靴にこっそり仕込んで驚かせる
というイタズラを考えつき、実行した。
しかし、ヤドカリを靴に入れると、
入れる端からわらわらと這い出てしまって、
企みは簡単にばれてしまった。

茂木さんが靴をひっくり返すと、
40匹はあろうかという大量のヤドカリが
ドサドサドサーと砂浜の上に落ちた。
そして蜘蛛の子を散らすかのように逃げていく。

各々のヤドカリは勝手に振る舞っているはずなのに
マクロにみると見事に全方位に均等な配置で拡散してゆく。
その様子はまるで芸術作品のようだった。

五反田に戻ってきて、辺りを見回して、
以前とは違った風に見えている。

戻ってくる場所がはっきりした。

そして、しばらく続いていた非日常モードが
やっと日常モードに戻ったのを感じた。

研究がんばります。

ステキプランはコンプリート

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今月が締め切りの作業が終わらない。

* * *

今日は、留学で海外に行ってしまう友達に会うために、
しばらくぶりの友人達と再会。

オレは夕方には家に帰りたかったので、
昼に集まってもらった。
12時半に赤門前に集合して、
タクシーで淡路町に向かった。

昼からお酒が飲めるところ、というと
そば屋以外に選択の余地がないように思われ、
連雀町のまつやにみんなを連れて行った。

:: 昼からこんな酒飲んでいいのかしらという背徳感をかすかに感じつつ
:: Uさんは後ろ髪をひかれながらも授業に行くために途中で抜ける
:: 男三人でむさ苦しく飲む
:: やっぱ授業はさぼることにしたわ、とUさん帰ってくる
:: やんややんや

photo1.jpg

まつやの後は竹むらで口直し。
オレは、揚げまんじゅう。

さらにその後、「せーいろーいちまいー」という短歌を読み上げるような
声を聞いてみたいということで、藪に入った。

そんなわけで、「13時から17時までだらだら飲む」という
ステキプランはコンプリート。

* * *

ひたすら惑う日々。

香港&TSC

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香港旅行の写真です。例によって30days album。

:::アルバムのタイトル:香港&TSC
:::アルバムのURL:http://30d.jp/melonsode/8
:::合い言葉:ただいま
:::アルバムの公開終了日:2009 / 07 / 15

どんな旅だったかは、写真から想像してください。

外国に行く度に、村上龍がどこかのエッセイで
「コミュニケーションは自明ではない」と言っていたのを思い出す。

日本にいると、意図が伝わらないという事態に遭遇することがまずないし、
一言も喋らずとも意思疎通ができてしまうことも少なくなくて、
他者に意図が伝わるのは奇跡みたいなことだということを忘れてしまう。

正直、オレの英語はヒジョーにお粗末なのだが、
だからこそ、お店や街中やホテルのフロントでやりとりするのが、
楽しくて仕方がなかった。

コミュニケーションは、極上のギャンブルなり。

基本的にうまく伝わらないのだけど、
これでもかこれでもか、とゴリゴリとこちらの意図をねじ込むように
むちゃくちゃな英語をなすりつけて、
相手がそれの10%ぐらいを理解して目的を達したときに、
ものすごく嬉しくなる。

何もかも完全に思い通りになるゲームはつまらないし、
何をやっても結果には影響しないゲームもつまらない。
自分でなんとかできる部分はありつつ、
どうにもならない部分もあってはじめて
ぞくぞくする快感が生まれる。

いわゆるひとつのcontingency。

他者の存在によってはじめて物理的制約のない青天井の報酬源がうまれ、
ヒトの社会性の源たる認知能力は爆発的に発達した。
んだろうな。

もっと英語を喋っていたかった。
言葉の不自由さの海で、もがいていたかった。

野良ヤギ

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渋谷の雑踏で知り合いに出くわすみたいな距離感で、
奈良には鹿がいっぱいいる。

波照間島には、谷中銀座で野良ねこを見かけるぐらいの頻度と距離感で
ヤギがいっぱいいる。

自転車で島を走っていてふっと左の茂みをみると、
にょきっとヤギの頭がのぞいていてビビったりする。

下の動画は島を一周していたときに遭遇したヤギの一家。
進んでいた道の傍らにヤギの一家がいて、
近づくと「メー」と鳴き、こちらを凝視してくる。
無理矢理進めばたぶん怖がって逃げちゃうだろうなー。
もしかしたら、パニックになって襲ってくるかも?
というわけで、その道を直進するのは諦めて、
別の道を迂回した。

野良ヤギといっても、実際にはたぶん野良ではないのだと思う。
複数のヤギがいる場合、そのうちの一匹は首に縄を繋がれていたりする。

飼われているヤギもいる。
以下は青空食堂で飼われているヤギくん(さん?)。

CIMG4325.JPG

果てのうるま

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おととい、波照間から帰ってきました。

CIMG4229.JPG

波照間島のマンホール。

* * *

昨日はゼミで、茂木さんと田谷さんが論文紹介。
一方はEEGの論文だったのだけど、
ブザキを読んでいるせいかすんなり読めた。

そのブザキが読み終わった。
最後は意識に関する話で終わる。
その数ページのためにこの本はあった。

その数ページを説得力のあるものにするために、
それよりまえの三百数十ページがあった。

今日はこれからブザキ輪講の最終回である。

那覇乗り継ぎ

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いま那覇です。
よく晴れています。

IMG_0298.JPG

飛行機を乗り継いで、石垣島に行きます。
そうして目指す先は、
日本の人が住んでる場所最南端、波照間島。

昨日、ひさしぶりにブランキーを聞いて、
それで思った。
自分にとって大切なものはきちんと大切にして、
そうしてそういうものを恃みにして生きていけばいいんだ。

照ちゃんの笑顔が素敵すぎる。

Matsuyama pictures

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松山で取った写真。

道後温泉はとってもよかった。
建物の佇まいがすばらしいし、脱衣所・浴槽の雰囲気もよかった。

IMG_0064.JPG

↑正面付近から。

IMG_0068.JPG

↑建物の左手側から。

それからこっちは松山城に昇るロープウェイ乗り場にあったもの。

IMG_0055.JPG

↑赤シャツに扮するノザワシンイチ

お土産は定番の「一六タルト」とじゃこ天を買ってきた。

この一六タルト、見た目はロールケーキっぽいけど、
中の黒いのはあんこで、外側のスポンジはカステラに似てるかな?
あんこからは柚の香りが漂う。
これを食べるのははじめてじゃないのだけど、
なんでこれを「タルト」と呼ぶのだろう?

like water ec*tacy

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神田にある如水会館というところで、
普段のランチよりは少し割高の、
だけど本来のその料理の価格にしては大幅に割安のランチを食べた。

スモークサーモンとスズキのマリネ
はまぐりと白魚のスープ
牛ヒレ肉のステーキ
デザート
コーヒー

奥さんと、うめーうめー言いながら食べた。

その後、品川で映画をば。
ヤッターマン。
最近のCGはすごいんだなーと思った。
グラビアアイドルの写真が
フォトレタッチソフトでいろいろ修正されて美化されるみたいに、
CGで役者の演技を上手に見せられるような時代が
早晩来るのではないか、という皮肉を考えた。

制作者がヤッターマンという作品を通してどんな映画を作ろうとしたのか、
その意図のようなものは感じ取れたのだけど、
でもその意図を達成することにどれくらい意味があるのかはわからなかった。

*  *  *

こないだのことが気になって、
帰ってきてから奥さんの本棚をガサゴソと漁る。

あった。

プロセス・アイ
茂木健一郎

いつか読もう、と思ってのびのびになっていたのだけど、
この間の日記でも書いたように、
デジャ・ブを感じるぐらい自分に重なる記述を見つけて、
それで俄然、読んでみたくなった。

少し読んでみて、軽く驚いた。
いつもの茂木さんの文体ではないから。

ズバズバとまるではじめから切れ目がついていたかのような鋭利さで、
情景や心境を表現していく。
表現と内容がぴったりとマッチしているので、
一行一行がスッスッと頭に難なく入ってくる。

これを読んだ後だと、クオリア日記の文体が異様に緩慢に見える。
異様に、というのは生身の茂木さんの口調に近い
速度と切れ味があるから。

物語はチュニジアからはじまる。
しばらくは、本を読める時間ができるのが待ち遠しくなりそうだ。

moss aficionado

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森山和道さんが発行しているメールマガジンScience Mailのいま配信されているシリーズが面白い。

今回は、井藤賀 操さんという方でコケの研究をされているかた。

いまはコケを使った重金属の水質処理をしているらしいのだけど、
もともとのモチベーションはコケに対する飽くなき好奇心で、
「苔が好きだ!」という情熱がひしひしとつたわってくる。
よく「最初は○○をやっていたんだけど、それから××をやるようになって、
気付いたら△△をやっていたんですよ」というひとはいて、
それはそれでありなのだけど、
こういう「苔一筋でやってます。」みたいなひとをみると、
なんか、和む。

それに、苔を使った重金属の回収という今のテーマも、
なんか昔、学部の頃にいた研究室は
微生物を使って水をきれいにしています、
みたいなことをやっている場所だったから、
「苔で重金属か!」とそういう意味でも興味がそそられた。
微生物使って(厳密には活性汚泥、つまり泥)水質浄化は、
はっきりいって枯れた技術になっていて、  
それ自体はもうあんまやることがない感じだったけど、
この苔で重金属はまだ全然やられていない分野らしく、
たぶんこれからが一番面白い時期なんだろうなーという気がする。

次はこの人、上野健さん
インタビューを聞いてみたいなぁ。
上野さんに関してもやはり森山さんの日記で知った。

▼「タモリ倶楽部」はコケの話。極地研の上野健氏という研究者がゲストとして呼ばれていた。「何を研究しているんですか」と聞かれて「コケの生き様です」。その答えに惹かれて検索したら、すぐにブログが見つかった。コケの論理(ロジック)。機会があれば話を伺ってみたい。

08.5 K.Moriyama's diary - 08.05.16 より

苔の生き様・・・。
なに、その凄み。
「苔の生き様」というフレーズを真剣に発する人がいるなんて、衝撃だ。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃない。

そのフレーズを目にしてから、俄然、コケに興味が出てきて、
この間京都に行ったときは苔寺に行ったのだった。
苔寺すげーっすよ!
緑が萌えて(燃えて)いる!

http://nozawashinichi.sakura.ne.jp/fs/2008/09/moss-temple-matsunoo-grand-shr.html

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フェムトセカンド1.0

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