The Destination is unknown. The Journey is the Reward.

Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0190217 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

2012年7月アーカイブ

プレイヤーとマネージャーの異なるレイヤー

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カテゴリ:

アメリカで活躍している日本人選手が、
渡米後ずっと在籍していたチームから、別のチームに移籍したっていう
ニュースを聞いて、「マネーボール」という映画のことを思い出した。

マネーボールはブラピが主演の映画で野球にまつわるもの。
野球映画の場合は選手やプレイに焦点が行くが、
その映画はジェネラルマネージャー(GM)に焦点を当てられている。

普通の野球映画なら、
チームの軋轢と友情とか、手に汗握る決勝戦とか、
地獄の特訓とそれに耐える選手たちとか、そういう描き方をするけど、
プレイをしないGMに焦点が当てられているため、
まったく違う描き方がされている。

映画の中でブラッド・ピット扮するそのGMがやっていたのは、
ひたすら選手を売り買いすることだった。

野球を、「27回アウトを取られるまで終わらない競技」と定義し、
有限の予算の中で選手をやりくりして優勝を目指す。

もうそのやり方がいままでの自分の(拙い)野球観をひっくり返すものだった。
野球はチームが一丸となって一戦一戦を必死で戦い、
チームメイトは家族のようなもので、
ちょっとやそっとじゃその絆はゆるぎはしない。

そんな風に思っていたが、
選手もマネージャーもチームの勝利を望んでいるが、
各々のたくらみの方向は異なっている。

選手は年俸が高いところに行くし、クビにされたら立ち去るしか無い。
GMはお買い得な選手がいれば買うし、良い値がついた選手は売る。

GMはプレーに口出しをできない。
プレーは選手と監督の裁量が圧倒的だ。
だからGMがメインの投手にしようと思って獲得した選手も、
監督が不適切と判断したら起用されない。
GMがいくら監督を諭しても、監督はその選手を使おうとしない。
そしてその判断をGMは強制的に覆すことはできない。

GMにできるのはあくまでどの選手を雇い、どの選手を解雇するか。
それも無限の予算があれば高くてもよい選手ばかり買えばいいが、
有限の予算の中ではその枠内でしかよい選手を獲得できない。

そうやって、冷徹に選手を、切った貼ったしていく野球劇が新鮮だったし、
その姿に自分を重ねたりするのだった。
野球のGMがやっていることは、会社の経営者がやっていることと同じで、
自らが最善と信じる決断を次々に繰り出して行く姿に共感をした。
あんな風に、ストイックに確信を持ってすばやく行動できたらいいのにと。

「マネーボール」という映画で、野球をそういう視点からみることを覚えたので、
最初に述べたメジャーリーグでの日本人選手の移籍のニュースを聞いて、
その選手が移籍を言い渡される様子がなんとなく浮かんだ。

ニュースからはそれ以上のことはわからないし、
その移籍劇の背後にはもっとウェットなやり取りがあるのかもしれないが、
元のチームを離れる事情があり、新しいチームに受け容れられる事実があるのだ。

その選手がどんなに有能で、どんなに人気があって、
どんなに素晴らしい人物でも、そういう要素とは全然違う要素で、
ものごとは決まってしまう場合がある。
というかそんなのばっかだ。

その現実を受け容れた自分を、
今回のことで確認した。

しじみとかきゃりぱとか

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一個前の記事で、NHK第二にはまってると書いたが、
そんな経緯で聞いていると流れてくるのがみんなのうた。

そして6月・7月のテーマが
Kalafinaの歌う「Moon Festa」と、
「しじみのダンス」。

KalafinaとはあのKalafinaです。
魔法少女まどか☆マギカのエンディングテーマ歌ってたあのKalafinaです。
このKalafinaのMoon Festaがすごくいいんですが!
特に、「白い月〜 タンバリン〜」ってところ!

が、今日紹介するのはこちら

「しじみのダンス」
http://youtu.be/HMunQCChT5g
(動画の埋め込み禁止だった)

。。。。どう?みた?みた?衝撃でしょ?!ねえ?!

僕はこの曲を最初ラジオで音だけで聞いてまして、
「S・I・J・I・M・I シっジミっ」ってところにやられました。
エスアイジェイアイエムアイっておい。
えすあいてぃーゆあーる、でぃえわい、ないっつ、か。
サタデーナイトか!と。

まあそんなわけで何度か聞くうちにもうくちずさんじゃったりするように
なるじゃないですか。
そんで、日曜の朝にテレビでみんなの歌をやってるのを見るわけですよ。
(先に言っておくがKalafinaのMoon Festaの映像もよいぞ!)

そしたら幼児の女の子とたちがしじみのダンスを踊ってるじゃないですか。
いわゆるひとつの萌えを感じずにはいられないわけです。強烈に。
いや、断じて私くしはそういうロリコンな趣味はないですが、
なんかもう、むっちゃかわいいでしょう。

もうあの、ダンスのひとつひとつの動作がすべて中途半端な感じと、
振り付けが再現しようとするしじみのイメージの中途半端さと、
出てくる魚たちの微妙なかわいくなさとが渾然一体っとなって、
とてつもない感動を与えてくれるわけです。

もうこれは初回限定版CD+DVDを買うしかないなと思うわけですが、
そのCDにカップリングで入っている、
ベジタリズムっていうのがまたすごいわけです。

ベジタリズム

みました?ねえ奥さんみました?
すごいでしょ?狂ってるでしょ?

さっきの幼稚園児ダンサーズから中学生ダンサーズに変わるわけですが、
彼女たちの動きの切れといったら・・・!!!
たぶん大根とか人参とかスパスパ切れると思う。

だけど振り付けに泥臭さというか土臭さというか田舎臭さみたいな要素が
ひらりひらりと含まれていて、
もう、田舎のださくて元気な女子中学生の動く抽象画になっているわけで。
そこにあの大人が来たら目も当てられないような衣装がマッチしてっ!(絶句)

新しいと思った。
NHKのみんなのうたで、しじみのうたが流れちゃうとか、
そのカップリングのベジタリズムとか、
こんなのいままでと違うよ!って。
(あれ共感しない?)

でさあ、YouTubeの方で見てると、左の関連動画に
きゃりーぱみゅぱみゅの「CANDY CANDY」というのがあるじゃないですか。
「あ、はいはい、これが最近売り出し中のきゃりーぱみゅぱみゅさんね。
 うん、これも一つの社会勉強だと思ってひとつ見てみようかね」
っていってポチってやるじゃないですか。

もうね、そうしたらね、この「CANDY CANDY」のオープニングのメロディーが
48時間ぐらい頭から離れなくなるよね。
仕方ないよね。

パンくわえて街中走って絵になるのはアニメの中だけだよねって
思ってたじゃないですが29年ぐらい。
見事に裏切られるもんね。

すこし褪せ気味のパステル調とか、
スタジオのセットと、それがスタジオのセットであるということが
まるまる分かってしまうセットと、
サブのダンサーたちの抽象的な出で立ちと役割と、
本来だったら異質なはずのさまざまな要素が注意深く他と自然に調和するような
しつらいと、あとダンスの中に含まれる鈍さと滑らかさとばかばかしさと気怠さ。

まあそんなわけで、しばしYouTubeタイムとなってしまうじゃないですか。
あれやこれやと見てしまうじゃないですか。
で、その中でこれを見るわけじゃないですか。

どこかのイベントで客の前できゃりぱさんが
チェリーボンボンという曲を歌ってるの図。

この映像についてもやはりCANDY CANDYを見たときの同様の衝撃と興奮がある
わけなのですが、それは省略して、
この動画の中のサブのダンサーたちってベジタリズムで踊ってた子たちじゃない?!
って思いますわよね。
この背丈!この背格好!この切れのある動き!
べじっこダンサーズだ!ってね。

そんな風にね、楽しい時間を過ごしたわけです。
で、私はPerfumeのSpring Of Life の動画も見つけるわけです。
Perfume様におかれましては、時勢に疎い私めでも、
もちろん存知あげております。
なんせ、カーズ2というアニメーション映画の挿入歌でしたからね。
まあ、今回歌って踊っているPerfumeの人たちを始めてみたわけですが、

Perfume - Spring Of Life
http://youtu.be/5kWFGTH8K5g
(埋め込み禁止でした)

たぶん、誰しも思うと思うんだけど、最初ビョークのAll is full of lifeのパクリかな?って
思うわけなんですけれども

Björk - All is Full of Love
http://youtu.be/AjI2J2SQ528

でもそういうこともにわかに忘れて見とれてしまうわけですよね。
PerfumeのこのPVもすごくいいね!ってもうたぶん50万人ぐらいの人に
いまさらかよって突っ込まれると思うのですが、
実際本当にそう思ったわけです。

しじみシスターズとべじっこダンサーズといい、
きゃりぱさんもPerfumeさんといい、
すごい人たちがいるじゃないですか!と素直にそう思ったわけです。
少し前に韓国の少女時代を見て、それに引き比べて日本のアイドルは
人数では勝っているけど・・・・みたいなことを興味も無いのに思ったりして
とても残念に思っていたわけですけど、
なんかどうもそんなことはさらさらなくて、
実はすごく面白いことになっていたんだ!と思い知ったわけであります。

それにしても、いま挙げた人たちってほんとすごいわ。
新しいわ。斬新だわ。

女性という性がもつ特徴的な魅力を利用しなくても
ここまで人を惹き付けることができるのかというのが
驚きであり、発見であった。
あと、アイドルって実は顔じゃないんだ
美人じゃなくてもここまで魅力的に釘付けにされてしまうんだっていうのも
発見であり。
(アイドルをやっているあの人たちの魅力ももちろんだが、
彼女たちにメイクを施したり、衣装を探してきたり、
振り付けを考えたり、舞台美術をしたり、
映像処理をしたりするたくさんの人々の総力)

というのを一か月前ぐらいに思いまして、
で、ほっといたんだけど、この衝撃をストレートに表現しておかないと
死ねないんじゃないかと今日思ったので書いておく。

あと、言いたいことがもう一つあって、
上でとりあげた、しじみとベジタリズムときゃりぱとPerfumeの
踊りの振り付けって同じ人がやってるんじゃないか?と思うが
どうなんでしょう。


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