フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

まだ6月だと思っていたい

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なんだかいろいろとてんやわんやしていて、
めまぐるしい毎日。

「忙しい」って言ったら負けだな、とあるときから思うようになって
その言葉はがんばって言わないようにしている。
だいたい、茂木さんの姿を間近で見ていると、
いかに自分の状況が「忙しい」とぼやくには生温いかを
思い知るので、やはり言ってはいけない。

約一ヶ月後にちょっとした催し物があるので、
それの準備に追われている。
決めることが多すぎる!
本当はさらに4ヶ月先にやる予定が前倒しになって、
かけずり回ることになったけれど、
もし何の準備もなしでこの状況になっていたら
それこそ恐ろしい突貫工事になっていたので、
まあよかったのかもしれない。

最近はRNG課題の先生の手伝いでEEG実験をやるようになって、
電極の準備をしたり、ケーブルを張り巡らせたり、
ハンダゴテでハンダ付けしたりしている。

で、パイロット実験でとったデータをOctaveでこじあけた。
64個の電極で記録したはいいが、
そのデータがどのようにファイルの中に格納されているのか、
マニュアルを読んでもよくわからない。
というか、マニュアルに沿ってデータを読み込むと
おかしなデータがでてくる。
いろいろ試行錯誤したり、
50Hzのハムを入れたデータを人工的に作ってもらって
それを開いているうちに、やっと正しい読み込み方がわかってきた。

eeg.png

データの一部。

Octaveでバイナリファイルをいじり倒している時間が
なんだかんだで楽しかった。
やっぱりオレはプログラムがすきなんだという思いを新たにした。

はっきりってこのデータが何を意味しているかどうかよくわからないし、
電極がきちんと頭についていて、問題なく脳波を記録できていたかどうかも
あやしいんだけど、ところどころに棘波がでていて、
これはまばたきによるアーチファクトだな、と思うのは楽しい。

オレはやっぱり実験が嫌いだ。
でも実験しないかぎり学位なんてとれないだろう。

最近、トイレの友となっていたDr. Zhivagoが読み終わった。


原著を読んだわけでも邦訳を読んだわけでもなく、
ペンギン・リーダースの子供向けにリライトされたやつ。

読み始めた理由は「Zhivago」って何?って思ったから。


浅井健一のバンド、JUDEのアルバムに「Zhivago」というのがあって、
それでこの名前を知った。
最初は名前だなんて思わないで、「AJICO」みたいにベンジーが
勝手に考えた言葉だと思っていた。

ロシア革命の前後の時期を描いた作品で、おもしろかった。

たぶん結婚する前に読んでいたら今みたいな読後感は得られなかっただろうな
ということを思ったりした。
結婚して人妻ならぬ人夫となっていなかったら、
この作品にリアリティをいまほど感じられてはいなかっただろうと思った。

今はペンギン・リーダースの「East of Eden」を読んでいます。
これもかなりおもしろい。


自分の英語のレベルがペンギン・リーダースレベルだということは
ぞっとする事実なのだが、
でも、人生はいつだって途中さ、と強気に前に進む。

コメント(2)

しずくさん、コメントありがとうございます。

ペンギンリーダースのDr.Zhivagoを読むと、
どちらかというと純真な気持ちになれます。

でも、「ドロドロとした避け難い人間的欲望」というのもよく分かります。

映画、探してみますね。
TSUTAYAで見つかるだろうか・・・。

はじめまして。
茂木さんのクオリア日記で紹介されていた野澤さんのブログが気になり、お邪魔させていただきました。
Dr. Zhivagoは私は原作を読んだことはありませんが、映画は大好きで何度も見ました。
音楽や風景が壮大ですばらしいですが、何といっても登場人物達のドロドロとした避け難い人間的欲望や、人を思う純真さに胸を打たれます。
長い映画ですが、最初から最後まで見るものを飽きさせない迫力があります。
野澤さんがもし映画を見ていらっしゃらないなら是非ご覧になってください。
私は本(もちろんペンギン・リーダースの)を読んでみたいと思います。
ではまたお邪魔させていただきまーす。

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