The Destination is unknown. The Journey is the Reward.

Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0190217 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

2008年8月アーカイブ

huge thunder and lightning

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水曜日にCSLに行ったら、午後から体調が急に悪くなり、
大して論文も読めずに退散。
昨日はその不調をひきずったせいで、
CSLには行けず直接バイトへ。
しばらく続いたCSL通勤(平日のみ)がストップ。(7連続)

今日は3週間ぶりのゼミ。
恩蔵さんが紹介した論文に、ベラスケスのLas Meninas(官女たち)の
画像が載っていた。

velazquez.meninas.jpg

テレビをみないからしらなかったのだけど、
昨日は死者がでるほどの記録的な豪雨だったそうだ。

道理で、昨日の夜は雷がうるさくて眠れなかったわけだ。
毛布に包まりながら布団の中でじっと、
いやでも聞こえてくる雷鳴を聞いていた。
久しぶりに雷を怖いと思った。

今日もまた、盛大な雷鳴が轟きだした。

GoogleAnalyticsWidget for MT4.2

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少し前に、MT4に対応したGoogleAnalyticsWidgetを公開しましたが、
MTが4.2になって、また動かなくなりました。
なのでMT4.2に対応したものを公開します。

MT42GoogleAnalyticsWidget.zip

詳細はUsing MTのほうのエントリーで。
GoogleAnalyticsWidget for MT4.2 - Using MT

Octave in Mac OS 10.5 Leopard on MacBook Air

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AirにOctaveを入れようと思い立った。

自分の環境は

  • MacBook Air
  • Mac OS X 10.5 Leopard

である。
以下のページを参考にした。

Octaveをインストールするには以下の手順が必要らしい。

  1. Xcodeをインストール
  2. X11をインストール
  3. Macportをインストール
  4. bashの環境変数を書き換え
  5. MacportでOctaveをインストール

1から3までやって、4でつまずいた。
ターミナルで

export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin/:$PATH
export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH

と打って、環境変数を登録するのだけど、
気づくと、登録したはずのこれらが消えている。
どうもMac OS 10.5からはそうやって登録するのではないらしい。

MacPorts

↑上記のリンクの記事にはかなりがっついたコメントがあって、
実はその内容が自分にはかなり有用だったりした。

と、ここまできて、実はこういうことはしなくてもいいということを発見した。

MacPorts - PastelWiki

このリンクには次のように書いてある。

バイナリの方が楽なアプリ

特に Leopard になって MacPorts でインストールしずらくなったものに,Octave とApache+php 環境がある.これらは,個別にバイナリをダウンロードしてセットアップしてしまう方が時間の節約になる[08-01-10].

MAMP
Octave.app

で、もういちど「Octave インストール」で検索し直すと

GNU Octave Repository

上記のサイトでOctave.app をダウンロードして、
アプリケーションフォルダに入れるだけで使えるということがわかった。
なにー!衝撃。
(でもこの場合、Xcodeとかもいらないんだろか?)

とりあえずダウンロードしてダブルクリックしたら
普通にOctaveが起動しやがる。

というわけで、Macのみなさん。
超簡単にMatlab互換の数値計算フリーソフト Octaveが使える時代が来ましたよ!

Still life

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金曜日:
上野でピザ。

土曜日:
ベラスケス見たさに「静物画の秘密展」を国立新美術館に見に行く。
http://wien2008.jp/
夜は今話題の「Sex and the City」の3話〜5話ぐらいまでみた。

日曜日:
駒場に進化学会に行った。
雨だった。

月曜日:
CSLに行ったけれど、誰もいなかった。
誰とも会わなかった一日。

新潟の万代島美術館とか
http://www.lalanet.gr.jp/banbi/
バッファロー66を見た話とか、
書いときたいことがたまってます。

あ、「男の子のための軍隊学習のススメ」を読了。

静物画って「Still life」って言うんだ。

Who use MacBook Air?

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いろいろな大人の事情で、
研究室に持ち主を待っているMacBook Airがある。

今のところ、持ち主に立候補しているのは二人で、
そのうちの一人がオレ。
まだ持ち主は決まっていないけど、
少しだけさわってみた。

持ち主が誰になるにしろ、
ATOKとMicrosoft Officeのインストールと、
無線LANの設定なんかはやっておいても無駄にはならない。

MacBook AirにはCD-ROMドライブがついていないので、
インストールは外付けのドライブをつなぐか
リモートディスクというのを使う。
外付けのドライブはなかったのでリモートディスクを
使ってみることにする。

MacBook AirからオレのPowerBookのディスクにアクセスしようとしても
できなかった。
挿入されているディスクは見えているのに、
ディスクの中身が表示されない。
Mac同士だったらさっくりいくだろうと期待していたので、
ちょっとがっかりしてその作業は諦めてしまった。

それから無線LANの設定をしたり、マウスジェスチャーの設定を
したりしているうちにAirが反応しなくなった。
もしかしてフリーズ?!と思ったらほんとにそうで、
やむなく強制再起動。
その後も何度かフリーズした。
PowerBookではアプリケーションが落ちることはあっても、
OSレベルでフリーズすることはなかったので、
結構ショック。

調べるとMacBook AirのCPUは1.6GHzで、
intel製とPowerPC製で違いはあるものの
PowerBookの1.5GHzとほとんどかわらない。
PowerBookのOSは10.4で、
AirはOS 10.5なので、
その差でAirは動作に不安定さがでるのかもしれない。

また、HDDの容量はAirは80Gで、
PowerBookも80Gなので、
PowerBookの全データを移行することは可能だけれど、
PowerBookの空き容量はあと2Gなので、
溢れるのは時間の問題だったりする。

音楽データが16Gあって写真データが10Gあるので、
それを外に出すとかすればいいか。

Airは
・LANポートがない
・CDドライブがない
・スピーカーがモノラル
・CPUが1.6GでHDDが80G
・USBは1つ
というのがやっぱり困った点だ。

現状ではAirをメインマシンとして使うのは
難しいかなと思う。
メインのマシンがどこかにあって、
その中の必要なデータと同期させつつモバイル用に使う、
というのがベストな使い方だと思う。
問題は「必要なデータの同期」をどうやって労力を
かけずに行うかだ。

もし、ネットワークのインフラがもっと改善されれば
Airはメインマシンになりえると思う。
内蔵のHDDにアクセスするのと同じ程度の手軽さで
ネットワーク上のデータにアクセスできるようになれば
HDDの小ささやCDドライブがないことなんかは問題にならない。
Airが使えないのではなくて時代が追いついていないのだと思う。

Airの無線LANは802.11nに対応しているけど、
無線LANアクセスポイントがそれに対応していなければ
意味がなかったりする。

MacBook Air ムービーガイド

↑これみてたらやっぱり使いたくなってきたー

Airの良い点は
・なんと言っても軽い
・マウスジェスチャーが豊富
・バックライトキーボード


追記20080827:
リモートディスクは使えるようになった。
いろいろやったので、何がよかったのかはわからないが、
最終的にはファイアウォールを切ったら使えた。
複数の無線LANステーションを経由したLAN接続も
よくなかったのかもしれない。

The season of an evening shower

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後輩が大量のデータを一括して処理するのに困っていたので、
Perlを薦めてみた。

PerlによるファイルのOpen, Closeや、
split関数によるCSVからのデータの切り出し、
foreachを使った配列の個々の要素の操作などで、
行ごとにある項目に応じて新しい項目を加えたり、
複数ある中のある列でソートしたりすることができる。

一からPerlを教えていたらあっという間に3時間経って、
バイトの時間となった。
そんなわけで、昨日は全然論文を読めなかった。

教えている途中でシンボリックリファレンスというのが
気になって、バイトの前半はその勉強にあてた
後半はMTの管理画面を変化させるための変形コールバック
(Transformation Callbacks)の勉強

6時間、ずーっと集中して考えていたので、息も絶え絶えとなった。

外に出ると、夕立の後の渋谷の街は
まるで秋みたいな風が吹いていた。
実際、もう九月まで間もない。
夕立が降るようになったということは、
秋が近づいてきた、ということなのだろう。
湿気を含んだ空気が昼の間に舞い上がり、
夜になってそれが冷やされて雨になって落ちてくる。
ただし、冷やし具合がいまいちだったので
いままでは降らなかった、ということだろうか?

* * *

電車に乗ったらiPhoneを使っている人が二人いた。
買ってしまいそうだ、iPhone。

eel bowl

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CSLのすぐ近くにうなぎのお店ができた。
できた、というか新装開店した。

新装開店の前は廃業しているかのような風情だったが、
新装開店してからはのぼりもたって、
商売する気満々な感じ。

CSLに行くときに通りがかったら、
「今日のお昼はうなぎにしよう」
と心に決めることになった。

P1000002.JPG

うなぎ丼 950円。

味、ボリュームを考えると妥当なお値段かと。
五反田のランチスポットをまたひとつ開拓したのだった。

***

CSLでは主に論文を読んでいるんだけど、
それに飽きると机の上をかたしたりする。
CSLの学生スペースと呼ばれる場所には
共用の机があって、各学生に決まった机がない。
なので、誰かが散らかしっぱなしで帰ったりすると、
座れるスペースが減る。

なので、そこら辺考えて机を使ってくれよと思うのだが、
ほっとくとものが散らかってて二人分のスペースが
潰されていたりする。

なので、はじにどけたり、いらなさそうと判断したらすかさず
ゴミ箱に捨てる。
すっぱりとゴミ箱に捨てるのがちょっとした快感。

LANケールブルや電源タップの配置なんかも整理したりして、
部屋の利便性がアップしたのではないかと。

それにしてもイスの数を数えたら8個しかなかった。
イスを使う権利がある人の数は13人。
8個のイスのうち2個は既得権益化していて、
他の人が使うのが憚られる雰囲気になっているので、
6個のイスを11人で使うことになる。

競争率2倍弱のイス取り合戦!

が、実際はCSLにそんなに人がくることがなく、
イス取り合戦の競争倍率は1倍を切ることになるのだが。

夏休みが開けたらどうなるだろう?

stonewalling

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CSLに二日連続で行った。
今日も、これから行く。

きちんとしたリズムを作りたいと思う。
朝起きて、朝ご飯を食べて、CSLに行って、昼ご飯を食べて、
作業して、バイトに行って、晩ご飯を食べて、寝て。

朝の通勤も、昼のご飯も、帰りの電車も、
みんな一斉に同じことをするから混雑する。
それがナンセンスだと思っていた。
夕方までしか働かないのも不思議だった。
寝る直前まで働けばいいのにと思っていた。

最近、持続可能ではないのだということに気付いた。

いまは、淡々と石を積み重ねるようなことがしたい。
いつかカミソリの刃も入らないような石垣をつくる。

Detox week

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昨日、新潟から帰ってきました。
いまは埼玉の実家。

大宮からだと新潟まで新幹線で二時間。
うとうとしたり、週刊文春を読んでいたりすると
あっという間につく。

新潟ではたくさん食べた。
一日目は寿司。二日目は鯵のお刺身。
枝豆を山盛り。その他にもいろいろ。

これを食べないと新潟に来た意味がない、と言われる
「白寿」というお店のラーメンもいただいてきた。

人の好意に甘えまくりの二泊三日であった。

キャンプにしろ新潟旅行にしろ、
研究のことやバイトのことはサッパリ忘れてすごして、
心がほぐれる一週間だった。

乾いた風が肌をすり抜けて、
汗を乾かして行くように、
煩わしいものからのひとときの解放を味わった。


summer expedition 2008

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ただいま。

福島と茨城の県境あたりにある「里見」という場所から帰還。
例年だと体がバキバキのボロボロになっているけれど、
今年はそうでもなかった。

上級班長制を導入したので、かなり負担が減った。
おそらく上級班長は今頃バキバキのボロボロだろう。

2007/8/18
2006/8/21

山は始終涼しくて、夜は長袖シャツを着るとちょうど良いぐらい。
虫の数は普通かな。毛虫がいるのが他の所と違う。
湿地帯でジメジメしている。

タカ班の圧勝だった。

リーダー3,上級班長、ベンチャー(隊付)4,支援3(+2)

今年はうちのトラックをはじめて出した。
行きのトラックは親父が運転して、
帰りは桃木さんのお父さんが運転した。
親父のブログ

今回、はじめて団委員長と親父を引き合わせたのだけど、
なんと、中学校の同級生だということが判明。
びっくりした。

リーダーとしてかなり真剣にボーイスカウト活動にコミットして
もう1年ぐらい経つので、
副長としての振る舞い方は板に付いてきたように思う。

ボーイスカウトというのは単なるアウトドア集団ではない。
キャンプやハイキングの技能を教えるのが目的ではない。
子供達に何を伝えるのか。
どうなってほしいのか。
精神性について考えるはじめる。

Obon holiday

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今後の予定です。

8/10から8/13までキャンプに行きます。
携帯の電波も通じないところなので、
ブログの更新は無理です。

8/14から8/16は新潟に行きます。
ネットは繋がるでしょうが、
更新するかは不明です。

というわけでしばらく更新できない可能性大です。
みなさんごきげんよう。

080808

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08年08月08日。

もう大学やめちゃおっかな、と思うぐらい、
バイトが面白い。
学校を中退していっちゃう人って、
まさにこんな感じなんだろう。

少し前まで、働く・就職するというのは
(自分にとって)一種の堕落だった。
もちろん端から見たらいい歳して親のスネかじってる方が
よっぽど堕落なんだろうけど、
オレの思う堕落はそういうことではなくて。
そのことは長くなりそうだからまた後で書く。

それでもやはり、博士号を取った自分というのを
見てみたいと思う。
博士号をとるとはどういうことなのか。
どういう能力を必要とされるのか。
それは今の自分にはないもので、
それを獲得できたとき、今より数段高く
飛べるようになるんじゃないか、
という気がしている。

できなければ、きっとこれから先ずっと
「この」スペックでオレはやっていくことになるだろう。

GoogleAnalyticsWidget for MT4.1 is updated

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以前の記事でGoogleAnalyticsWidgetが
MT4.1でも動くバージョンを公開したのですが、
今回、それをちょっとだけ修正しました。

修正したのはほんのちょっとで、
クリックするとグーグルアナリティクスに飛ぶリンクを
つけただけです。
ほんと些細な違いですが、
あったほうが俄然アクセスが楽になるのでは。

UsingMTというブログのほうで公開しています。
UsingMT: GoogleAnalyticsWidget for MT4.1

ドキュメントを英語で書いてみたんですが、
意味の通る英語になっているかどうか・・・。

前は、差分のファイルだけを公開していましたが、
今回はプラグイン丸ごとZip化して公開しています。
これって著作権的にどうなのでしょうか。
ライセンスに関して書いてあるのが見あたらなかった。

Renew a shower curtain

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入居したときから使っていたシャワーカーテンが、
いい加減、トリコイデスに占拠されてしまったので、
新しいのをネットで購入。

トリコイデスを知らなければ、
これを見るべし。

このカビ野郎!

シャワーカーテンについて調べていると、
いままでのシャワーカーテンの付け方が裏表逆であることを知る。

今までのシャワーカーテンは塩ビ製、
新しいシャワーカーテンも塩ビ製。
これ、燃やしたらすごいダイオキシンでそうだな。
新しいシャワーカーテンは長いので下の方20cmをばっさり切った。

新しいシャワーカーテンは臭い。
薬品の匂いがする。
夏休みに定番の浮き輪の匂いに通じるものがある。
防カビ対策でいろいろな薬品付けになっているんだろうな。
らばQ:シャワーカーテンが危険だって!?

カビが生えちゃうのはしょうがないので、
耐用年数が1〜2年の消耗品だと思うのが良いと思う。
一枚3000円とかだし。

夏は繁殖が早い。
冬は黒いシミはほとんど拡大しなかったのに。


***

今日はゼミでした。
高川さんと関根さんの発表。
どっちの論文も面白かった。

高川さんの紹介した論文は、
以前高川さんが構想を練っていた研究を具現化したようなものだった。
突っ込まれまくっていたけれど、
こうしたらこうなりました、という一定の方法論にはのっとっていて、
個人的にはその心意気やよし、と思った。

関根さんの論文は、
次のJournal Clubで自分が発表しようかと思っていた論文だった。
アフリカの孤児から食料を奪う、という趣味の悪い実験。
ミン・スーがFirst AuthorのScienceの論文。
関根さんの話を聞いて、
自分がこの論文をまださらっと読んだだけとはいえ、
あまり深く理解していないことに気付かされた。
というか、関根さんがすごくわかりやすく話してくれた。

正直、何故これがScienceに載るのか不可思議だったが、
ゼミで議論しているうちに、
複雑な問題を切り分けて、ギリギリまで攻めているんだ、
という感触をもった。
それで、なんとなく納得した。

久しぶりに真面目にゼミに参加したら、楽しかった。
わかれば楽しいのだよね、結局。
そろそろまた真剣に研究に取り組もうと思う。
でもその前にいろいろと環境を整えなければとも思う。
これから、背負っている複数の文脈を削ぎ落とすつもり。

MT widget: nakanohito

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自分で作ったMovableTypeのウィジェットを公開します。

「なかのひと」から足跡をとってきて、
MTのダッシュボードに表示するプラグインです!
http://nakanohito.jp/

詳細は以下のページで。

UsingMT: MT widget: nakanohito


There will be blood

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映画を見た日:2008-05-17 03:41:17あたり

イチニクスさんの日記に触発されて。
http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20080630/p2

しばらく前に見た映画「There will be blood」の感想。

まだこれの感想を書ける段階ではないな、と思ったのだけど、
やはり何かしらを書いておく。

映像がきれいだった。
無粋な物が映ってなくて、
都市化されていないそのままの風景がきれいだった。
特に、石油の場所まで掘削が到達して、
油井が激しく炎上するシーンは、
映画館の巨大なスクリーンでみているせいもあって
圧巻だった。

掘削の作業中に事故があって作業員が死んでしまうシーンがある。
掘削する機械の何かが外れて、
そうして、それが落下して、
下にいた人にぶつかって、
即死。
まるでドミノ倒し見たいに、
カン!ギン!ドン!バタン、と動きが連鎖する。
そのあまりに無慈悲な死の描き方が、
冷え冷えとするリアリティを与えていた。
ああ、こうして事故は起こって、こうして事故死する人がいるのだ、
と有無を言わせぬ説得力があった。

物語は1898年から始まり、1927年に終わる。
http://en.wikipedia.org/wiki/There_Will_Be_Blood
その間に、最初は家畜を飼って生活している閑散とした村が、
教会ができたり、労働者が流れ込んできたりして
段々と発展していく。
その徐々に村が変わっていく様子の描写が実にうまい。
レストランにはいると、
昔の取引相手で交渉が決裂した相手がいる。
そこで一悶着あるのだけど、
そもそも最初はレストランなんかなくて、
食事は自炊以外に手段がなかったはずなのに、
いつの間にか金さえ払えば何か食べられるようになったのだ
ということをさりげなく表現している。
それは誰かに「この村も栄えてきたな」とかなんとか言わせれば
済むことだけど、そういう風には表現しない。
違和感なく村の変遷を表現している。

話のなかで、主人公はどんどん強欲になっていく。
見終わったときに「ひどい映画だ」と思った。
映画の出来がひどいのではなくて、
非道い人物が描かれているという意味で。

アイディアを思い付いて、
それに基づいてある行動を起こす。
そうしてそれが成功する。
成功して得た物をものをもとに、
また新たな行動を起こす。

その連鎖で主人公は傲慢さと欲望を再生産する。
簡単に言うと嫌なやつなんだけど、
でも、そういう生き方を否定することはできないと思う。
むしろ、どこかで挫折して、
「やっぱり人間、大事なのは愛だよね」
とか改心してしまう話より、ずっと良いと思う。

自分の欲望に忠実であるということは、
とても難しいことだ。
ある欲望を抱いても、
その欲望が満たすことが困難な欲望だったらどうするか?
それはやはり諦めるか、他のもっと手軽なものに置き換えるか、
忘れるのを待つかする。
けれども、主人公はそんな風に欲望を風化させず、
あくまでそれを満たすことに心血を注いだ。
そうすることの方がきっとめんどくさくて大変なはずなのに。

静かで凄みのある映画だった。

監督はポール・トーマス・アンダーソンというひとで、
頭文字だけとって略すとPTA。(だから何だ。)

この人の他の作品も評価が高いらしく、
見てみたいと思う。

ボーイスカウトとしては、
前半のダニエルとH.W.が狩りをしながらの旅行を装って
石油の調査をする当たりのシーンの、
彼らの服装とか装備に興味がわいた。
当時、どんな装備が可能で、どんな風に野営したのか。
野営するとき、何が現地で手に入るモノで、
何が持って動かなければならないものなのか。
そういう観点からみると面白かった。

***

映画予告編。

余談だが、映画のラスト、
ダニエルがイーライを罵倒するシーンの
「I drink your Milkshake!」のあたりが
うけたらしく、YouTube上で色んな人がパロディを披露している。

そんなにおもしろいのか?このシーン。

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