フェムトセカンド #七味とーがラジオ / @melonsode

The Destination is unknown. The Journey is the Reward.
Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0220330 / Podcast: 七味とーがラジオ / twitter: @melonsode

火事にご用心

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■2008/3/11 火曜日
火事にご用心

昨日は長い一日だった。

午後1時に本郷東大へ行った。
丸ノ内線を降りて道に出ると歩道が全部人で埋まっていて、
大晦日のアメ横のような感じだった。
「本郷って結構混んでるんだな」とその時は思ったが、
赤門まで来たときにそうではないことに気付いた。
どうやらその日は東大の合格発表の日のようだった。
構内から普段より大きい人々のざわめきと
歓声や胴上げの声や吹奏楽の演奏の音などが聞こえた。

東大。合格発表・・・・。
感傷的な気分になるかなと思ったけれど、
大してそういう気分にはならなかった。
東大は二度受けて、二度落ちている。
1度目はセンター試験で足切り。
(足切りされるのがわかっていたのに出願した)
2度目は前期日程で不合格。
(後期日程は東工大。しかし、受験を放棄した。)
当時オレは、「東大・京大以外は大学じゃない!」と
真剣に思っていて、
早稲田には「人生の墓場」だと思って入学したのだった。
それからずーっと東大コンプレックスが続いた。
いまだに続いている、と思っていたけど、
感傷的にならなかったところを見ると、
もうそれほど気にしてないのかもしれない。

2,3時間ほどで用を済ませた後、本郷を後にする。
春日通りを下って湯島の方へ歩く。
湯島駅まで行く途中にある「一片雲」という中華料理屋が
お気に入りでそこを目指して歩いていたが、
すでに15時を回っていたので準備中だった。
仕方なくさらに下っていくと、
サーロインステーキ定食 850円という看板がでている
お店があって、前々から気になっていたのでそこに入ってみた。
薄いステーキだったけれど、やはりステーキはステーキであり、
満足した。

湯島から御徒町経由で、秋葉原方面へ国道4号を歩く。
途中にあったVELOCE(喫茶店)で、勉強。
実は、切羽詰まっていて、ある本を読まねばならない。
しばし読書に没頭。
時計も携帯も持っていたなかった(忘れた)ので、
どれくらい時間が経過したかわからないが、
それなりに長居した(居眠りもした)後、
飽きたので店を出る。

秋葉原に向かう。
その時、無性にiPod Touchが欲しくて
ヨドバシカメラに行く。
iPod Touchをしばらくいじり倒す。
欲しくなる。
iPod Touchが欲しい理由。
1.電子辞書が壊れたのでそれの代わりが欲しい。
2.メールと簡単なネットサーフィンはiPod Touchで十分
3.iCalが使える
いつもノートPCを持ち歩いているけど、
とっさにメールやネットやiCalをチェックするために
PCを開くのは面倒だったりする。
iPod TouchがあればPCはどっかに置きっぱなしで
いいかもしれない。
もしiPhoneが日本で使えるようになったら
どんな万難を排してでもそっちに乗り換えるだろう。
どこのキャリアだって構うものか。
とういうか時代の2歩後から全体の足を引っ張っているような
キャリアからは率先して鞍替えしたい。

E-Mobileの売り場も結構すごいことになっていて、
興味をそそられた。
携帯は解約して、自宅のネットも引き払って
こっちに移行してしまった方が
Mobileのネット環境は整うし、
安く済むのではなかろうか?

それからまたしばらく近くのMacDonaldで本を読む。
11時頃に日比谷線に乗り帰る。
天ぷらが食べたい気分だったので、
スーパーで天ぷらを買って帰る。
家に帰ってすぐにコンロに火をつけた。
そしたらそれに呼応するかのようにベルがなった。
びっくりしてコンロを消す。
ベルの音は消えない。
そもそもベルがどこで鳴っていて、
なんで鳴り始めたのかわからなかった。
玄関から外をのぞくと、
それはそれはけたたましいベルの音だった。
それでどうも非常ベルらしいということがわかった。

もしかして火事だろうか?
急に身の危険を感じて怖くなり、
降ろしたばかりのカバンを拾い上げて外に出た。
一階に降りると少し白い煙が立ちこめていて
焦げ臭かった。
ああ、これはやっぱり火事だとわかって、外へ。
すぐさま119に電話をして消防車を呼ぶ。

幸い、建物全体が燃えるような火事にはならなくて、
ボヤ程度で済み、消防隊の人は来たけれど、
火は消化器だけで消せた模様。
逃げ出してから30分ぐらいしてやっと部屋に戻れた。

外に出て、119番をしたらあとは
完全に傍観者になってしまったけど、
今思うと、何かしらの消火活動とかしても
よかったのかもしれないと反省。

去年の暮れにうちの実家でも火事があったばかりで、
またしても、というかこんなに身近に火事ってあるのか
と怖くなった。
その時は母親が揚げ物をしていて、
目を離したすきに油が燃えだし、
親父が火傷を負いつつなんとか消化器で消し止めた。
天井が真っ黒になって、
張り替えねばならなかったけれど、
家は燃えずにすんだ。

焦げた天井。 火傷した親父(スキンヘッド)。

最後の最後にひやっとした一日でした。

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